新潟教区新司教館起工式
本日、5月10日午前11時から、新潟教区の新司教館の起工式を執り行いました。今回の工事全般にあっては、すでに3月の末から司教館裏にあり2011年3月末を持って閉園になった聖園保育園の園舎取り壊し作業が始まっております。またこの工事を行うための前提として重機を裏手に入れるため、現在の司教館の一部を取り壊しました。
整地も終わった予定地中央にテントを張り、晴天にも恵まれての起工式となりました。テントを張ったのはちょうど新しい司教館の会議室や食堂になるあたりです。
起工式と言ってももちろんカトリックの祈りですから、聖書朗読と説教、共同祈願と土地の祝別を行いました。またその間には伝統に則って鍬入れ式も行いました。
今回の全体アイディアを建設委員会の顧問としてまとめ、また設計の全般を指導する東京の高垣建築総合計画の代表取締役高垣健次郎氏と、新潟教区を代表して私、そして実際の設計と建築工事にあたる新発田建設社長の渡辺明紀氏の三名で行いました。
何年も前から練っていた構想ですが、司教館裏手の保育園の閉園に伴ってその残される敷地をどうするかの検討に始まって、多くの方に参加していただいた委員会で検討を続けてきました。司教館建設だけではなく、表に面した旧幼稚園の場所やカテドラルの周辺についても、検討を続けていただきました。今後そういった意見もいただきながら、全般の整備を進めていきたいと思います。
高垣さんと渡辺さんにはこの3年ほどの間、建設委員会の顧問として指導をいただきました。両者とも、東京のカトリック神学院(現在の東京キャンパス)校舎建設をはじめ、多くの教会・修道院建設にかかわられ、豊富な経験をお持ちです。感謝します。
司教館の建物自体は10月頃には完成の予定ですが、その後、旧司教館の取り壊しや跡地整備もありますので、竣工式は来春を考えておりますが、引っ越しをする前にできれば新しい建物のオープンハウスができればとも考えています。
なお教区内で呼びかけております献金については、まだまだ継続させてください。今後とも、皆様のご理解と協力をお願いいたします。
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