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2013年5月 6日 (月)

黙想会無事終了@仙台

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オタワ愛徳修道会の年次黙想は、各地から集まった15名の会員の参加を得て、本日朝のミサで無事終了しました。今朝は早く任地に戻らなくてはならないシスターもおられたので、ミサを朝7時から行い、その中で修道誓願の更新を行いました。もちろんあらためて誓願を宣立するというのではなく、基本的に修道会の年次黙想会では、参加した会員が誓願の言葉をもう一度読み上げることで奉献生活の精神を新たにいたします。写真は朝食後、新潟へ戻る直前に、修道院の玄関前で撮影しました。

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オタワの修道院はこれまたモダンな建物で、二階建てですが、そこら中がガラス張り。そのため、夕方になると外に面した窓という窓のブラインドを下げて回らなければなりません。しかし昼間は太陽の光が一杯の気持ちの良い建物です。修道院がある一帯は様々な教会関係施設が集まっており、すぐお隣は仙台司教館ですし、敷地の一番外に面したところには東仙台教会とスペルマン病院があります。

黙想会では、午前9時半と午後3時に、どちらも45分ほどの講話を毎日、都合12回いたしました。それに加えて毎日11時からのミサでの説教。さらに講話の合間には、参加者の個人面談やゆるしの秘跡もあり、なかなか忙しい毎日でした。

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12回のお話は、何か一貫したテーマがあればよいのでしょうし、または聖書の物語に沿ってでも話ができればよいのでしょうが、そういうタレントはいただいていないので、ガーナ宣教やルワンダ難民キャンプ、そのほかカリタスでかかわった出来事を持ち出して、お話をさせていただきました。少しは黙想のお手伝いになったことを祈るばかりです。思いの外、自分が力を込めて熱弁をふるった話よりも、迷いながら自信なく話した内容の方が、聞いてくださる人に深い印象を残すことがあります。だいたい、自分で「うまくいった」などと思う説教に限ってたいしたインパクトは残さないものです。やはり、主の福音をのべ伝える道具であるという謙遜な心を持っていなければ、何も伝わらないのだと、黙想会などでお話をさせていただく度に思うのです。

今日の仙台~の帰りは晴天でした。仙台から郡山までの東北道はかなりの混雑でしたが、渋滞は福島トンネルのあたりだけ。磐越道はいつもより交通量は多かったものの、それでも順調に新潟へ戻りました。

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