カリタスアジア総会@シンガポール
カリタスアジアの年次総会がシンガポールで開催されましたので参加してきました。先週の火曜日に成田を出発。シンガポールは近いと思っていましたが、それでも7時間ほどかかります。しかもこの週のシンガポールは、お隣のインドネシアでの山火事の影響で、ひどい煙害の被害に遭っている真っ最中。私たちが滞在中にも、不要の外出は控えるようにとの警告がテレビで流れたり、マスクが飛ぶように売れていました。火事が収まれば何とか回復するのでしょう。
今回の会議はカリタスアジアとカリタスオセアニアの合同で行われ、60人を超す参加者となりました。また各国のパートナーカリタスも参加し、二日目はパートナーを含めたフォーラムとなりました。会場は物価の高いシンガポールでなるべく安くあげるためにYMCAです。それでも会議施設をリニューアルしたばかりだとかで、快適な(しかしちょっと冷房が効きすぎ)会議でした。
初日にはこの5月に就任したばかりのウィリアム・ゴー大司教も来てくださり基調講演を。また引退したばかりの前任、ニコラス・チア大司教は夕食会に参加してくださいました。夕食会はシンガポールの名物、マーライオンを臨むレストランでしたが、煙害のためにかすんでよく見えないのが残念でした。
会議には国際カリタスのミショエル・ロワ事務局長をはじめ数名のチームが参加。三日目にはそのチームが現在改訂作業中の国際カリタスの行動基準などについてワークショップをしてくれました。
最終日の土曜日は、カリタスシンガポールとともに海外の人道支援や緊急災害援助を担当するCHARIS(Caritas Humanitarian Aid & Relief Initiatives, SIngapore)主催で、市内の工業専門学校を会場にして、「HumanitarianForum」なるものが開催されました。これは援助だけではなくて、信仰者としてどのようにそれを実践するかを考えようという催しで、いくつかの基調講演やセミナーなどが開催され、千人を超える主に若者が中心に参加者が集まりました。夕方にはカンボジアのバッタンバン教区のキケ司教の率いられたダンスチームを中心としたコンサートが開催されました。キケ司教は長年にわたってカンボジアで障がいを持った子どもたちのために働いています。障がいを持った子どもたちとそうではない子どもたちの混声によるチームのコンサートは、すばらしいものでした。
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