シリアと中東と全世界の平和のための断食と祈りへの招き
シリアと中東と全世界の平和のための断食と祈りへの招き
報道されている通り、シリアにおける紛争状態は解決の糸口が見いだされず、合衆国をはじめとした他国による軍事介入の可能性すらあります。教皇様はしばしばシリアの和平に言及されてきましたが、9月1日(日)の「お告げの祈り」の際に、「シリアと中東と全世界の平和のための断食と祈りの日」を執り行うと発表されました。
教皇様は、9月7日をこの祈りの日と定められ、全世界の教会に参加を呼びかけて、次のように述べられました。
「繰り返していいます。人々の中に、また人々のあいだに共存を築くのは、対立の文化でも紛争の文化でもありません。人々の中に、また人々のあいだに共存を築くのは、対話の文化です。対話の文化だけが平和に通じる道です。
平和への叫び声が高く上がり、すべての人の心に届きますように。そして、すべての人が武器を捨て、平和への望みによって導かれますように。
兄弟姉妹の皆様。そのためわたしは全教会に対して、平和の元后であるマリアの誕生の記念日の前晩の、来る9月7日を、「シリアと中東と全世界の平和のための断食と祈りの日」とすることを決めました。またわたしは、カトリック以外のキリスト者の兄弟、他宗教の信者、そして善意の人々も、できるかぎりこの行事に参加してくださるようお願いします」
土曜日までの間に小教区の皆様にお知らせする時間的余裕がありませんので、新潟教区においては、9月8日(日)の主日ミサにおいて、教皇様の意向に合わせて平和のためのミサを捧げることにいたします。同時に、同じ9月8日に、できる限り断食または犠牲を捧げて、シリアと中東と全世界の平和のためにお祈りくださるようにお願いいたします。
なお9月7日のローマ時間午後7時から午前0時まで、教皇様はサンピエトロ広場において祈りの集いを行われます。
祈りの力によって、紛争の当事者や世界の政治指導者が、神の望まれる真の平和構築への道を見いだすことができますように、ともに祈りましょう。
2013年9月4日
カトリック新潟教区 司教
菊地功
なお、教皇様の9月1日のお告げの祈りの言葉はこちらです。リンク先の中央協サイトをご覧ください。
また英語ですが、国際カリタスのこちらのページも是非ご覧ください。なお写真は Nick Harrop/CAFODの写真を、国際カリタスサイトからお借りしました。
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