ゾマホン氏、来訪

雨模様の寒い新潟の土曜日、お昼過ぎに来客がありました。現在、横浜教区の聖心の布教姉妹会でチャプレンをしながら、大学で博士号を目指して学んでいる、西アフリカはベナン共和国出身のエティエン・オボス神父が、わざわざ新潟まで訪ねてきてくれました。以前から面識があったのではありませんが、先日、HIV/AIDSデスクで開催した勉強会に参加してくれて、その時に是非新潟で会いたいとのリクエストがありました。

オボス師は、ちょうど日本を訪問中の彼の故郷のダッサ・ズメ教区の教区管理者(司教空位のため)モンセニョール・Benoit Goudote師と一緒にやってきたのですが、そこにもう一人のお伴がフランス語通訳として同行してきました。どこかで見た顔だと思っておりました。名刺を頂いて、ああやはり。いまではベナン共和国の駐日大使を務めているゾマホン氏でありました。以前しばしばテレビで拝見したことがあります。カトリック信徒であることも聞いていました。流ちょうな日本語で、モンセニョールの話を通訳してくださいました。
私が以前、トーゴをはさんでベナンの隣であるガーナで働いていたことや、つい先日まで駐ベナン教皇大使を務めていたマイク・ブルム駐ウガンダ教皇大使が、かつてガーナで私の管区長だったことやら、さらに私が現在カリタスジャパンとカリタスアジアの責任者を務めていることから、お話は相談事でありました。新潟教区とダッサ・ズメ教区の姉妹関係は結べないか。現在建築中の学校校舎にカリタスから資金援助は難しいだろうか。
今回に限らず、同じようなリクエストは度々頂きます。何せ小さな教区ですから、遠いアフリカと姉妹関係締結はちょっと難しい。新潟教区の体力では、いますでにお隣のハバロフスク小教区(教区でなく小教区)と交流しているので精一杯です。そこらあたりを縷々説明しましたが、わかっていただけたかどうか。
そして学校建築にカリタスの援助は、カリタスジャパンに限らずどこのカリタスでも難しい事もお伝えしました。お手伝いしたいのは山々ですが、同じようなリクエストはとても多く、お答えすることができないのが実情です。そこで、同行したオボス神父様には、カリタスと言うよりも、彼の故郷の学校への支援と言うことで、別途募金をした方が速いのではないかと提案しました。もちろん各教区内で募金をするには、教区司教の許可が必要ですから、司教様たちとの個別の交渉は不可欠ですが、いずれにしろ詳細情報をもっと呈示しないと、例えば新潟教区内でも一度呼びかけてみたいとは思いますが、漠然としていて手をつけられません。今後、詳細を詰めていくことを約束して会談は終わり。
是非一度ベナンに来て欲しい、数日休みに来て欲しいと、モンセニョールからはまるで隣の国に行くような気軽さでご招待が。ゾマホン大使は、今日ここに来るのは本国政府にも連絡するので、是非ベナンを訪問して欲しいとのリクエスト。どうしたものやら・・・。
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