みこころの園、南山形に新施設完成@山形市
山形市内で、特別養護老人ホームみこころの園などを運営している社会福祉法人山形公和会は、カトリック教会がその運営母体となっていますが、本日、南山形(蔵王駅近辺)地区に新しい施設が完成し、竣工式が行われました。
イエズスマリアの聖心会のマクドナ神父が、山形教会の主任であった当時に施設運営を始め、その後19年間にわたり責任者を務めてきたということです。さらには仙台からやって来たオタワ愛徳会のシスター方の協力もあり、施設は順調に発展してきました。介護保険制度が始まる以前の80年代から、すでにデイケアーセンターにも取り組んで、今日の竣工式での山形市長さんのメッセージで触れられた通り、まさしく山形市における老人介護のパイオニアとして歩んでこられました。マクドナ神父は現在はさいたま教区内の教会で働いておられますが、本日の竣工式においでくださいました。
新しい施設は一つの建物の中に二つが併設されています。ひとつは、「みこころの園南山形小規模多機能型居宅介護事業所」で定員が25名、もう一つが「小規模特別養護老人ホームみこころの園南山形」で定員が29名。平屋建ての施設ですが、そこここに木のぬくもりを感じることのできるすばらしい建物でした。なお、明日、4月1日に運営が始まりますが、竣工式がその前日になったのは、まさしくこのところ問題になっている建築業界における人手不足。本来は3月初旬完成の予定だったそうです。今日も、電気関係などの最終調整に業者の方が入っておられました。
午前10時に始まった竣工式は、まず私と山形教会主任の本間神父、そしてマグドナ神父の三人で、祝福の祈りの式を行いました。聖書朗読に続いて、私が少しお話をさせていただき、共同祈願を行ったあと、全館を聖水で祝福して回りました。その後、式典に移り、矢野理事長の挨拶や感謝状贈呈、来賓の祝辞などを経て昼前に終了。職員の方には明日からの業務開始に備え、忙しい午後となったことだと思います。
わたしは昼過ぎには山形駅を『つばさ』で出発し、そのまま新幹線の大宮乗り換えで新潟へ、夕方には戻ることができました。年度末のためなのか、新幹線は混んでおりました。
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