カリタス香港の責任者、補佐司教に@香港
教皇様は昨日、香港教区に3名の補佐司教を任命されました。現在の香港司教であるJohn Tong Hon枢機卿がまもなく75才になることから、後継者の任命があるかと期待されていましたが、今回は3名とも継承権を持たない補佐司教としての任命の発表でした。
そのうちの一人が、これまで長年にわたってカリタス香港の責任者を務めてきた香港教区のマイケル・ヤン神父(楊鳴章、Fr. Michael Yeung Ming-cheung)でした。ヤン被選司教は1946年に上海で生まれ、1978年に司祭叙階。2003年からはカリタス香港の責任者を務めてこられました。現在、私と一緒にカリタスアジアの地域委員会のメンバーを務め、またこれも同じく教皇庁の開発援助促進評議会(Cor Unum)のメンバーも務められています。(写真は2013年12月のカリタスの会議で話す被選司教)
中国本土との関係で香港の教会は重要な位置にあると共に、非常に難しい対応を迫られている教会でもあります。なにぶん本土内にはかなり多数のカトリック信徒がおり、教会組織があるのですから、その安全を考えて行動することが求められるからです。香港と中国の教会のためにお祈りください。
なお昨日の香港の聖座代表部(Study Mission)の発表では、教皇様はTong枢機卿に、75才を過ぎても教区長職を継続するようにと伝えたとのことです。
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