北山原殉教祭@米沢

山形県の米沢市にある北山原の殉教地で、本日11時から、福者殉教者を顕彰する殉教祭が開催されました。米沢の福者殉教者は53名。福者ペトロ岐部と187殉教者の一部をなす53名です。そのリーダーは福者ルイス甘粕右衛門。上杉家の家臣でありました。1629年の1月12日にこの地で殉教した53名です。
列福式以来、新潟教区の行事として毎年この殉教祭を行っていますが、教区全体に呼びかけるのは教区の広さを考えて、数年に一度にしています。7月1日が188殉教者の記念日ですから、その日に近い日曜日に開催しています。今年は、山形地区の信徒の方々と一緒にミサを捧げました。

数日前の台風以降天気が心配でしたが、天気予報では土曜日と日曜日は晴れることになっておりました。しかもとても暑くなると予測されておりました。確かに昨日は天気も良く暑い一日でした。
ところが、ところが、今日の日曜日の米沢は一転して厚い雲に覆われ、朝から今にも雨が降り出しそうな様子。案の定、10時頃に殉教地に到着するとぽつぽつと降り始め、ミサが始まる頃にはしっかりと降り始めました。自信たっぷりだった天気予報を覆して、一体誰が雨を運んできたのか・・・?

それでも会場には米沢教会の皆さんが用意してくれたテントが用意され、その下には参加を申し込んだ山形地区の皆さんの人数にぴったりの数のパイプイスが。用意されたテントは祭壇の上も含めて四張り。山形、新庄、米沢、長井、鶴岡、酒田の各教会から参加してくださった70名近い方々はすべてテントの下で雨を避けることができました。

共同司式は私以外に、本間、伴、マルチネスの山形地区の司祭団。奉納の頃には雨も止み、その後、ミサが終わってみんなでお弁当を頂くときまで、雨は止んでくれました。暑さを心配していましたが、涼しくて過ごしやすい祈りの一時になりました。(ミサの写真は新潟教会高橋氏撮影)
殉教祭は過去の英雄をたたえるだけではなく、彼らがその時代の困難の中でいかに信仰を生きたのかを学び、未来の歴史を形作る基礎である今の時代を、私たちがどのように信仰に生きるのかを思い巡らすときでもあります。それぞれの時代時代には、信仰に忠実に生きるために大きな壁が常に立ちはだかっています。今の時代にも同じように大きな壁があり、信仰に忠実に生きようとするものを非現実的だと非難します。そのような壁に対峙して、どのように理想的であろうとも非現実的であろうとも、私たちは信仰に生きていきたいと思います。400年前に、周囲の人たちは殉教に向かうキリスト者たちを、なんと理想主義の非現実的な人々だとあざ笑ったことでしょう。信仰の内に生き続けたいと思います。
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