前田万葉大司教、大阪に着座

すばらしい秋晴れに恵まれた昨日23日、これまで3年間広島教区司教を務めてこられたトマス・アクイナス前田万葉大司教が、大阪教区大司教として着座されました。着座式は玉造のカテドラルが改修工事中のため、近くにあるマリア会が運営に携わる大阪明星学園のマリアンホールで行われました。着座式には、大阪教区は言うに及ばず、広島教区や、前田大司教の出身地である長崎教区からも多くの方が参加され、二千人以上で会場は一杯でした。マリアンホールに入りきれなかった方々は、階下にある体育館において、モニターを見ながらの参加でした。
着座式は叙階式とは異なり、秘跡としての叙階の儀がありませんから、割合とシンプルに進行しました。ミサの最初に司式は司教協議会会長でもある東京の岡田大司教が務め、ミサを始めました。その後、不在の教皇大使に変わってヘルボイエ・シュクルレッツ臨時代理大使が挨拶。これが、よく練習したと思いましたが、日本語でした。ヘルボイエ師はクロアチアの出身です。
その後、着座式で一番重要かもしれませんが、教皇フランシスコの直筆のサインがある任命書の朗読。任命書は特殊な紙(どうも羊皮紙らしい)に非常に美しい装飾文字で書かれています。そして、一番下には教皇のサインがあるのですが、これがまた教皇フランシスコの姿勢を表現しているのか、非常に細かく小さい。
ラテン語で書かれたこの任命書を、まず教区の司祭団と集まった信徒の方々に、本当に存在するのだと示さなくてはなりません、そのあとに、日本語訳が神田事務局長によって朗読されました。
その後、池長大司教の感謝の言葉に続いて司教の杖(バクルス)が、池長大司教から前田大司教に手渡されました。そして前田大司教が着座。大きな拍手に迎えられて、新しい大阪教区大司教の誕生です。
ミサはここから前田大司教が司式。その横には池長大司教と松浦悟郎補佐司教がつきました。
説教は前田司教。実はスピーカの関係で、ステージ上にいた私たち司教には余りよく聞こえなかったのですが、しかし、前田大司教がモットーにしている「仕えられるためではなく、仕えるために」ではなく、彼自身の常なる決意表明の言葉でもある「お言葉ですから、網を下ろしてみましょう」というペトロの言葉についてのお話であったと思います。長年、長崎教区の小教区で働いていた前田師が、突然、中央協議会の事務局長に任命され、それが終わってやっと小教区に戻れると思いきや今度は広島の司教に。広島にやっと慣れた思った3年目に今度は大阪へ。常に未知への挑戦です。その大きな挑戦を、「お言葉ですから、網を下ろしてみましょう」という、主への深い従順を持って受け入れられてきた前田大司教の信仰の深さが言葉になりました。
前田大司教様、おめでとうございます。そして池長大司教様、18年間本当にご苦労さまでした。
| 固定リンク | 2
「司教の日記」カテゴリの記事
- 四旬節メッセージ@灰の水曜日(2026.02.17)
- 謹賀新年(2026.01.01)
- 香港教区80周年記念行事@香港(2025.12.11)
- 2025年の復活祭にあたって(2025.04.19)
- 「平和のために、ともに希望の旅路を」(2025年年頭の司牧書簡、教区ニュース1/2月号掲載済み)(2025.01.01)
