王であるキリスト、アジア学院、司祭評議会
さすがにスケジュールが立て込んでいて、クララ会から戻って丸一日、風邪のためダウン。それでも土曜の夜には一応回復。
日曜日は王であるキリストの主日で、カテドラルの新潟教会のお祝いの日であり、かつ、毎年この日が司教公式訪問日となっています。隣に住んでいて、しかも自分の司教座なので、公式訪問は妙な呼び方ですが、毎年そのように呼び習わしております。
今回は、二人の初聖体がミサ中に行われました。男女ひとりずつ。男の子は前の晩にちょっと体調を崩した模様でしたが、懸命にミサに出てきて、皆の前でしっかりと信仰を宣言し、初聖体を受けられました。お二人とも、おめでとうございます。
ミサ後には初聖体のお祝いで、信徒会館ホールにて茶話会。こどもたちが歌を披露してくれました。以前に比べれば少ないとはいえ、それでもこどもたちの声が響く教会はよいものです。
祝日振り替えの月曜日は、栃木県の那須にある学校法人アジア学院の理事会・評議会に出かけました。磐越道と東北道を経由して、新潟の司教館から車で3時間。新幹線を利用するよりは早く到着です。元来プロテスタントの方々中心に運営されている学校ですが、アジアやアフリカの農業共同体のリーダーを養成し、有機農業を広める目的で世界から学生を集めていますので、学生の中にはカトリックの関係者も多くおります。そのつながりで、私が大部前から評議員に入っており、現在はもう一人シスターが入っておられます。
アジア学院は東日本大震災で建物が大きくダメージを受けました。世界中から寄付が寄せられ、建物の再建が行われてきました。カリタスも、特に米国カリタスを中心に援助をしました。特に現在の食堂などがある建物は、かなりをカリタスで支援。それ以外の支援を受けて建築された、チャペルで会議は行われました。キリスト教の学校ですが、宗教にこだわらずに学生を受け入れるため、すべての宗教に開かれた施設になっているとのこと。古民家の枠組みを利用しての建物で、オイコスチャペルと名付けられています。(「オイコス」はギリシア語で家のこと)
そして火曜日は新潟教区の司祭評議会でした。水曜の午前中まで。年に二回の総会です。明日から日曜まで、国際カリタスの会議のためにマカオへ。
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