新潟清心クリスマス会と鳥屋野教会堅信式
昨日の土曜日は、朝9時から新潟清心女子中高で、毎年恒例のクリスマス会が行われました。クリスマスのこの行事は、9時から体育館でのミサに始まります。私が司式をしております。全校生徒の中に、現在は2名の信徒。そして教員の中に数名の信徒がおりますが、大多数は信徒ではありません。それでも生徒たちの家族の方も何人か参加してくださり、毎年粛々とミサを捧げております。今年はミサのはじめに朗読担当と共同祈願担当の生徒たちが、幼子の御像を抱いて進む私を先導してくれましたが、若いだけに歩みの早いこと。ついて行くのが大変でありました。
ミサの後には、合唱部のコーラス、ハンドベル部の演奏、そして全学年がこのクリスマスの準備のために行った様々な奉仕活動の報告が行われます。その後キャンドルサービス。そしていわゆる「タブロー」になるのですが、今年のタブローはひと味もふた味も違うすばらしいものでした。タブローは聖誕劇の朗読に合わせて絵画のようにその場面を演じてみせるものですが、今年はその前にプレゼンテーションがありました。担当は中学三年生。「児童問題」とタイトルをつけたパワーポイントで、児童虐待など世界中の幼い生命にまつわる課題をプレゼンし、イエスが幼子として生まれたクリスマスこそ、家庭における子供の生命の尊さについて思いをはせるべきではないかと呼びかけました。そしていつものようにタブローが始まったのですが、その終わり方がまたすばらしい。演じた生徒たちが幼子を囲んで一列に並ぶところに、制服姿の一人が現れ、跪いて祈りを捧げたのです。そして全員を祈りに招いて、一緒にアベマリアを唱えました。これはよく考えさせ祈らせるよい企画でした。
その後高校三年生が全員でアヴェ・ヴェルム・コルプスを歌ってクリスマス会は終了。よい時をありがとう。
そして今日の日曜日、待降節第四主日は、新潟市内の鳥屋野教会を訪問。鳥屋野教会は新潟駅の近くにある花園教会の分教会で、花園教会主任の高橋学神父が担当しています。小さな共同体で、経済的にも厳しいとのこと。先日の大雪で荒れた天気の日には、風のために玄関の扉が割れてしまう被害がありましたが、数年前には竜巻のような突風で屋根を損傷したこともありました。鳥屋野潟(その先にサッカースタジアムがあります)に隣接するためなのか、しばしば風雪の被害を受けるところでもあります。
この教会で今日はミサ中に二人が堅信の秘蹟を受けました。一人はイタリア出身、もう一人はスペイン出身。(といってもたぶん二人とも生まれは日本だと思いますが)どちらの家族も新求道共同体の宣教家族のメンバー。この二つの家族だけで20名ほどになり、今日はそれ以外にも日本人の信徒が10名ほど、計30名ほどのミサでした。
ミサ後には持ち寄りで祝賀会を行い、堅信を受けた二人を中心に楽しいひとときを過ごしました。おめでとうございます。ミサが終わる頃に、新潟市内はまた雪となりました。
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