国務長官との面談@バチカン
アドリミナの二日目は国務長官との会談でした。午前10時から全司教16人でバチカン内の教皇宮殿の下にある国務省へ出掛けました。大きな会議テーブルのある部屋に通され、ここで国務長官のパロリン枢機卿を待つことに。この上にある教皇宮殿もそうですがどこでも通される部屋は博物館の中の様相で、壁にかけられた絵もさることながら、建物内の装飾自体が歴史を感じさせる素晴らしい美術品です。 国務長官パロリン枢機卿はもともとバチカンの外交官で、教皇フランシスコが直々に任命したかたです。前回の韓国訪問の際にも教皇様と一緒に来ておられましたが、そのときは言葉を交わす機会がありませんでした。 教皇様の謁見と同じくテーブルを囲んで自由な意見交換が行われ、枢機卿からは日本の政治状況や教会と政府の関係などについての質問がありました。また戦後70年にあたり日本の教会がどういった対応をしているかの質問もあり、すでに送付していましたが改めて司教団の70年に当たっての平和メッセージ英文を差し上げ、内容について司教団の考え方を説明する機会をいただきました。また東アジアにおける政治的状況へのバチカンの考え方についても、詳しく解説していただきました。 またこの機会に、国務長官にも是非日本を訪問していただきたい旨を申し上げたところ、すぐには不可能だが是非訪問したいとの言葉をいただきました。
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