長岡地区信徒大会@柏崎教会
第39回目となる、新潟教区長岡地区の信徒大会が、本日、三位一体の主日に、柏崎教会を会場に開催されました。テーマは「イエスの招き、手や足となって」
長岡地区内のすべての教会、つまり、糸魚川、直江津、高田、妙高、長岡、柏崎、十日町から司祭と信徒が参加。もちろん全員参加というわけにはいきませんが、柏崎の決して小さくない聖堂がいっぱいになりました。
信徒大会は午前10時から、今年度から新しい建物になった幼稚園のホールを会場に始まりました。カトリック信徒宣教者会(JLMM)の理事であり、また刑務所の医師を務める小林誠氏が今回の講師として招かれて、「イエスの招き、途上国から刑務所へ」と題してお話しくださいました。(一番上の写真が小林先生。すぐ上は、講演の会場となった幼稚園ホール)
マザー・テレサの話を聞いて、困っている人のために医者になろうとした話や、その後もアジアの各地でボランティアを続けたこと。医師となってからもフィリピンなどへしばしば出かけて、その後は意志としてWHOなどのワクチン接種業務に携わり、中国やパキスタンで活躍したこと。そしていま、刑務所の意志として働くなかでわかってきた日本社会のひずみについて、わかりやすく話してくださいました。
パワーポイントを操作してくれたのは、一緒に今回柏崎まで来てくれたご子息でした。小林先生には、わたしが担当している司教協議会のHIV/AIDSデスクの委員も、カトリック医師として務めていただいております。
出向いていく教会は、周辺部に追いやられ忘れ去られた人々、排除された人々へ、手をさしのべていくのだと、教皇フランシスコは「福音の喜び」で私たちを招いています。小林先生は、教会が本当に現代社会の現実のなかで取り残されていく人々のために、何かをしようとしているのかと、厳しく問いかけました。
昼食を挟んでグループに分かれ分かち合い。その後2時半から主日ミサ。ミサの最後には、昨晩から集まって合宿をしていた若者たちが、その合宿で話し合ったことを全員に分かち合ってくれました。真剣に語り合ったことを分かち合ってくれた真摯な姿勢に、将来への力を感じました。(上の写真はミサ後に、集まった青年たちと)
三位一体の神に導かれ、聖霊に満たされた神の子供として、神の言葉であるイエスの教えたことを生きる姿勢で証ししていくことが出来るように、これからも祈り続けたいと思います。集まってくださったすべての人に神様の祝福を祈ると共に、その方々を通じて長岡地区のすべての方に神様の祝福が行き渡りますように、心から祈ります。
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