アジア司教協議会連盟の司教セミナーに参加中@タイ
アジア司教協議会(FABC)の神学関連局(OTC)が主催する,アジアの司教のための研修会(BITA V)に参加するために、昨日来、タイに来ています。バンコク郊外にあるバンコク教区の司牧研修センターが会場です。アジア各国から50名の司教の参加があります。
神学関連局は、マニラのタグレ枢機卿が議長で、日本からは神学顧問として福岡教区の桜井神父様が長年勤めておられます。今回は日本からの司教の参加はない予定だったのですが、先日、この部門の秘書を務めるマレーシアの神父様から話をするように依頼され,引き受けました。カリタスと直接は関係ないので躊躇したのですが、「移住者、移民」の司牧的配慮について40分ほど話すようにとのことでしたので、新潟教区のいわゆる「外国人花嫁」というか、山形県の新庄で新しく教会を設立するとことまでこぎ着けたフィリピン人の信徒の方々についてお話しすることにしました。それとこの機会ですので、日頃はアジアの司教さんたちにお話をすることもないので,カリタスアジアが行っている反人身売買プログラムについても紹介させて頂くことにしました。
私の話は明日の朝。今日はタグレ枢機卿司式の開会ミサと,その後のタグレ枢機卿の,いつものようにすばらしい基調講演。その後,午後には四人の司教による各地域の状況の報告と、フィリピン人女性信徒の神学者によるもう一つのお話。今回のテーマが「私に水を下さい」という、ヨハネの福音にあるサマリア人の女性にイエスが出会って水を所望する話が基調でしたから,それについてのすばらしい解説。さて明日はどうなることか。
木曜日の午後に東京で次の会議があるので、私は明日の夜の飛行機で帰国ですが、研修会は明後日まで続き,最後はバンコクの枢機卿様による閉会ミサです。
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