第20回国際カリタス総会@ローマ、その3

会議の二日目、5月14日は朝8時からのミサで開始。この日は今回の総会の大きなテーマの一つである気候変動と環境問題を学ぶため、まもなく発表される教皇様の環境についての回勅の原案を作成した教皇庁正義と平和評議会のタクソン枢機卿の基調講演と、それに関連したいくつかのカリタスメンバーの体験の分かち合いから始まりました。アジアからはカリタスフィリピンのエドウィン神父が、自然災害対応の体験について話をしました。
その後、昼食をはさんで、総裁などの報告や、2015年から19年までの行動計画の大枠についての説明があり、夕方5時半から総裁、会計の選挙となりました。

総裁選はキプロスのサイーフ大司教は会場に来ていたものの、タグレ枢機卿はすでに決まっていた他の行事のため不在で、前日のプレゼンテーションもビデオメッセージでした。
投票は秘密投票で、規定上で当日会場にいる投票権を持った団体は133。順番に名前を読み上げ、代表はそれぞれ自分の国名を記したカードを見せながら、総裁と会計の票を投じました。総会の進行は7名の地域総裁による委員会で行われていますが、私は今回、Notary(証人)を仰せつかり、要は読み上げられる票の書き取り役と、それ以外には決議事項のすべての署名する役割でした。票を書き上げるのは日本式に「正」の字で行おうとしましたが、委員会で却下。他国に倣い、四本縦線を引いて最後に横線で切る方式に。これが難しい。

最終的にはタグレ枢機卿が91票を獲得して、新総裁に選出されました。また会計にはオーストリアのアレキサンダー・ボードマン氏が選出されました。
タグレ枢機卿には即座に事務局長が電話をかけ、本人の受諾の意思を確認。電話を通じて、総会参加者にタグレ枢機卿の感謝のメッセージが伝えられました。
国際カリタスの総裁は、必ずしも枢機卿や司教、または司祭である必要は無いのですが、やはりカトリック教会の組織として、また教皇様の愛の奉仕を具体化する組織として、枢機卿が就任することはふさわしいことだと思います。前回のマラディアガ枢機卿が初めてのことでした。そして今回、国際カリタスの歴史で初めてアジアから選出された総裁となりました。
なおその後、規約に従って、地域代表委員会(理事会)が開催され、北米地域総裁のショーン・カラハン氏が第一副総裁、アフリカ地域総裁のガブリエル・アノチ大司教が第二副総裁に選出されました。またミシェル・ロワ事務局長も再任されました。
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