ノートルダム幼稚園五〇周年@新潟寺尾
新潟市内の寺尾教会に隣接するノートルダム幼稚園が創立五〇周年を迎え、本日土曜日、記念式典と祝賀会が、幼稚園を会場に行われました。
雨が心配されていましたが、午前中の式典開始前には晴れ間ものぞき、肌寒い日ではありましたが、無事に行事を進行することが出来ました。
ノートルダム幼稚園は、新潟県内17の幼稚園を運営する学校法人聖母学園の傘下にあり、「ノートルダム」という名称から、修道会系の経営かと思われがちですが、当初から教区司祭が設立した幼稚園です。ちょうど寺尾教会のすぐ近くにノートルダム清心高校があったことから、この名前になったとか。設立の初代園長は教区司祭の町田正神父。奇しくも町田神父は、現在、園長ではありませんが幼稚園に隣接の寺尾教会主任司祭として、五〇年を経て、園長とは異なる方法でノートルダム幼稚園と関わっています。今日の祝賀会では、その昔、まだ幼稚園開設の五〇年前頃には、文房具を買いに町へ出かけたら、店の人が領収書に、「アムステルダム幼稚園」と書いたとかお話ししておられました。
ちなみに歴代の園長の中には、ナミュールノートルダム修道会のシスター金光もおられますので、まったく関係ないとも言い切れないかもしれませんが。
今日のお祝いには歴代の園長を務めた、鎌田神父(現在は新津。第二代と七代で、現園舎を建設)、三崎神父、間嶋さん、シスター金光をはじめ、近隣のカトリック幼稚園から園長や教職員が参加。新潟県の私立幼稚園協会の斉藤副理事長、新潟市の私立幼稚園協会の丸山会長も参加してくださいました。現在の園長は赤坂隆子先生です。
そしてもちろん、記念式典には子どもたちも保護者の方々と一緒に参加。会場の一番前でお行儀良く、わたしなどの挨拶に耳を傾けてくれました。
そしてなんといっても圧巻は、幼稚園の五十歳の誕生日ということで、ステージの上には子どもたちがみんなで作った巨大なバースデーケーキが登場。キャンドルを捧げ、子どもの代表二人がナイフを手にケーキカットすると、きれに割れたケーキの中から、「祝50さい、ノートルダムようちえん ほいくえん たんじょうびおめでとう」の文字が出現。全員で大きな声でハッピーバースデー合唱。最後には、園児全員で、本当に大きな声で聖歌の合唱を聴かせてくれました。(子どもたちはとびきりの素晴らしい笑顔でしたが、子どもたちの顔が写っている写真を掲載するわけにはいきませんので、後姿を撮影した写真で雰囲気をご想像ください)
午後からは同じ園舎の会場で祝賀会。初代園長の町田神父は、その頃の園児たちに再開して、とても盛り上がっておられました。卒園生などによるバイオリンやピアノ演奏もあり、保護者の皆さんの実行委員会による聖劇の披露あり、その中で赤坂現園長は羊の役を見事に演じておりました。最後に全員でアーメンハレルヤの合唱。わたしがピアノ伴奏させていただきました。
準備してくださった保護者や職員の皆さんありがとう。赤坂園長先生、本当にご苦労様。素晴らしいお祝いでした。
昔の写真を見ると、松林の何もない広々としたところに、現在の園舎が建っていた様子がわかります。いまでは周囲は住宅地になりました。地域に根ざした幼児教育の牙城として、これからもますます幼稚園・保育園の重要性は増してくると思います。新しい国の子どもに関わる制度がどのように定着していくのかまだ不安が残るところも多々ありますが、キリストの教えを土台にして、心豊かで人を、生命を大切にする子どもたちを育てていくことは、この国の、そして世界のよりよい発展のために不可欠であると信じます。これからも良い幼稚園・保育園にしていきましょう。
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