クリスマスミサと集い@新潟清心女子中高
毎年恒例となっている新潟清心女子中学高校のクリスマスミサと集いが、本日火曜日の午前9時からお昼まで、同校の体育館で開催されました。
朝にはまず各教室で宗教担当の奈切先生から、全校放送でクリスマスの意味についての講話があり、その後、体育館へ移動。9時から、保護者の方も数十名参加するなか、わたしが司式してミサを捧げました。生徒と教職員合わせても10名にも満たない信徒ですが、毎年恒例となっていることもあり、全校生が参加。ミサ中の歌もしっかり歌い、またこの年代の生徒たちの集まりにも関わらず、皆真剣に、そして静かに参加してくれました。
ミサ後は同じ会場で、集い。ハンドベル部の演奏に始まり、高校生からの奉仕活動の報告。合唱部の歌に続いて中学生の奉仕活動報告。そしてキャンドルサービス。キャンドルサービスの間には、ダンス部が火の灯されたロウソクを手に、全員で歌う聖歌に合わせてステージ上でパフォーマンス。そして中学三年生によるタブローの披露。昨年もそうでしたが、従来の降誕劇にとどまらず、独自の視点を取り入れた三部構成で、聖コルベ神父、ゼノ修士、北原怜子の三人に焦点を当て、他者のために自らを犠牲にして奉仕する姿勢の大切さを説く物語になっていました。指導した宗教担当の奈切先生の指導のもと、中学三年生は良く準備したと思います。
そして最後は、高校三年生全員によるハレルヤの合唱で幕を閉じました。
暗闇の中に輝く小さな光である幼子は、暗闇が深いほどなおさら輝きを増す生命の希望の光です。一人ひとりの掲げる光は小さくとも、闇が深いほど、その小さな光は力を持ちます。そして今わたしたちが生きている世界は、不信や不安、敵対心、裁き、嫉妬など、多くのネガティブな要素で闇の深さを増しています。だからこそわたしたち一人ひとりの力は小さくとも、その小さな希望の光を、一人ひとりが掲げるならば、同じように希望を掲げる人たちの小さな明かりを結集して。希望の光を暗闇に輝かすことが出来るのだと信じます。
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