雪の聖母@新庄教会

本日の日曜日、主日ミサは山形県の舟形町にある新庄教会でささげました。2010年に献堂式を行った新庄教会は、新潟教区で一番新しい小教区共同体であるとともに、所属する信徒の大多数が、地元で結婚しているフィリピン出身の方々であるという点で、非常にユニークな共同体です。新潟教区では他に、新潟県の十日町教会も、信徒の多数がフィリピン出身の方々になりつつありますが、新庄はその成り立ちからして、数名の日本人信徒と多数のフィリピン出身信徒によって教会設立計画が進められて来たという点で、非常にユニークな存在です。

新庄教会のある舟形町は、山形県内でも非常に雪の深いところで、新庄教会も冬の間は深い雪に覆われています。そういうところに、この季節、ただでさえ南国出身の方々が、かなり広い地域に住んでいるなかを、教会に集まってくるのは大変なことだろうと想像しますが、それでも今日のミサには20人を超える方が集まってくださいました。
今回は、新庄教会を担当する山形教会の千原神父と一緒に、土曜日の午後に新庄教会へやってきました。夕方前にすでに数名の信徒の方が集まり、夕食の準備中。午前中には、冬の間に何回か行う契約をしている業者によって、教会の周囲が除雪され、さらに信徒の一人が、雪の中で夜の準備をしていました。

何の準備かというと、雪の聖母への祈りの準備です。新庄教会は「雪の聖母教会」ですから、この時期に雪の中で、聖母への祈りを捧げるひとときをもっているのです。
昨日の土曜日も、夕方6時半頃から聖堂で一緒に、ロザリオを一環唱え、そのあとに聖母像を掲げた千原神父を先頭に、皆がロウソクを手にして聖堂の外へと行列しました。そして雪の壁にいくつも掘られた穴の中にロウソクを灯し、最後に中央の穴のほこらに聖母像を安置し、花とロウソクをささげて、一緒に祈りました。

その後、教会へ戻り、一緒に夕食会。もうすでに20年以上も日本に住んでいる方もおられるので、食事はフィリピンと日本と両方の味でした。信徒ではない家族の理解を得て、こうやって教会に集まってくることが出来ています。何人かは泊まり込んで、遅くまでいろいろと楽しそうに話し込んでいました。食卓を囲んで、自分たちの言葉で思いっきり話している姿を見て、教会が存在することの意味をあらためて思います。ここに教会を設立できて、本当に良かった。そう思います。
| 固定リンク | 0
「司教の日記」カテゴリの記事
- 四旬節メッセージ@灰の水曜日(2026.02.17)
- 謹賀新年(2026.01.01)
- 香港教区80周年記念行事@香港(2025.12.11)
- 2025年の復活祭にあたって(2025.04.19)
- 「平和のために、ともに希望の旅路を」(2025年年頭の司牧書簡、教区ニュース1/2月号掲載済み)(2025.01.01)
