使徒的勧告「愛のよろこび」

教皇フランシスコによる新しい使徒的勧告「Amoris Laetitia」が、4月8日に公表されました。この文書は、2014年と2015年に開催された「家庭」に関する世界代表司教会議(シノドス)での討議と提案を受けて、教皇フランシスコが家庭や結婚に関する現代の諸問題について考察を加えています。
日本語のタイトルは、「愛のよろこび」とし、副題を「家庭のよろこび、教会のよろこび」となっています。今後、翻訳が進められますが、まだ昨年6月の「ラウダト・シ」の翻訳も完成していませんから、もう少し時間がかかるものと思われます。早く読みたい方は、このリンクからバチカンのサイトに飛びます。ここにすでにバチカンが用意した、アラビア語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポーランド語、ポルトガル語、スペイン語の翻訳版が掲載されています。ご参照ください。(なお、バチカンのサイトは、到達するのに少し時間がかかります)
さて、内容的には、すでに様々な論評が出ていますが、家庭の抱える現代的な課題や、それに関する結婚、離婚、再婚などの諸課題。そして同性婚の問題。こういった課題に関して、法規定や教義は変更しないことが明確にされています。
その上で、世界各国にはそれぞれ固有の歴史や文化や慣習があり、それぞれ固有の現実があるのだから、それに対して上から一つの規則を押しつけることはしたくはない。それぞれの地域に固有の現実から議論をスタートさせることの重要性を説いています。教会としての一つの原則を保持しながらも、それを一律に当てはめるのではなく、それぞれの個々の現実に応じて司牧的な対応を考えるようにと招いておられます。
またいつくしみの心をもって、様々な事情を抱えた人を共同体から排除するのではなく、すべての人に開かれた共同体を形成するようにとも招いておられます。異なる立場の人に対する排除や差別や攻撃に対して、教皇は厳しい態度で批判をされています。
また実際に生活を共にしている家族を超えて、もっと広い範囲での人間関係の見直しによる、家族の新たな定義づけをも求めておられます。
まだすべて読み込むには時間が必要ですので、またあらためて、内容の解説出来ればと思います。
新潟もだんだんと春になりました。桜は先週末に満開となり、今が見頃です。今日の月曜は11時から、月例の月曜会のミサとロザリオの祈りがありました。今日の夕方から明日にかけては、新潟教区司祭団の復活のお祝いです。上の写真、わたしの背後、向かって左に新潟教会がかすかに見えます。司教館の前に咲く桜です。
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