第26回秋田地区信徒の集い@大館
第26回目となる秋田地区の信徒大会、「秋田地区信徒の集い」が、昨日の日曜日19日に、秋田県北の大館教会を会場に開催されました。
秋田県北には大館教会と鹿角教会があり、どちらも神言会の岡崎師とクジュール師が担当しています。岡崎師は私が神学生だった頃、名古屋の神学院で聖書学の先生でしたが、定年退職後に小教区司牧を志願して、秋田地区へ赴任されました。この二つの教会は新潟からはとにかく遠い。新潟からまず秋田までが車で4時間半。そこから大館までさらに車で2時間以上。距離にして400キロほど離れています。今回は過密スケジュールが続いたこともあり、新潟から自分で運転していく気力がなかったので、新潟から秋田までJRの特急電車。そして秋田駅前でレンタカーを借りて、大館まで運転していきました。ちなみにこのJR特急も、新潟から秋田へいけるのは一日3本のみで、いかにこの日本海沿いを南北に移動する人が少ないのかを物語っています。高速道路(対面通行です、もちろん)も、新潟と山形、山形と秋田のそれぞれの県境で繋がっておりません。
今年の信徒の集いのテーマは、「神の愛の広がり、家族愛から隣人愛へ」とされており、講演を、信徒である聖霊短期大学の御子神隆也先生にお願いしました。御子神先生は、もともと京都大学工学部出身でエンジニア出身ですが、その後上智大学と同大学院で神学を学ばれ、今は聖霊短大で倫理や哲学を教えられる信徒の神学者です。
県南の横手などからも参加者があることを考慮して、信徒の集いは10時45分に開会。11時から御子神先生に1時間のお話を頂きました。旧約聖書に基づいて男女の愛、夫婦の愛、家族愛について、また人と人との絆と神と人との関係、父である神の愛、そして私たちの生きる道についてわかりやすくお話しいただきました。
その後、大館といえば鶏飯弁当ですから、みなで弁当を昼食に頂きました。今回の会場は新しくできあがったばかりの幼稚園園舎です.幼稚園の小さなイスに座り、低いテーブルを囲んで、その分、お互いを近くに感じながら、昼食の交流会。
そして13時半から、参加した地区の神父様全員と私の司式で、派遣ミサを捧げ、午後3時に信徒の集いは終了しました。全部で何人来られていたのか尋ねるのを失念していましたが、幼稚園のホールが一杯でしたから130人くらいはおられたのではないでしょうか。
その後、秋田駅前で車を返し、秋田市の聖体奉仕会へ。今日の月曜と明日の火曜は、新潟の月曜会メンバーによる年に一度の聖体奉仕会への巡礼です。今年は様々な事情で参加者は10名。明日はミサの後、秋田教会へ移動して、特別聖年の巡礼。そして昼の特急電車で一緒に新潟へ戻ります。
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