最後の「6月」定例司教総会終了@潮見
今年の定例司教総会が、6月13日から17日の日程をこなし、無事に終わりました。毎年6月に開催されてきた司教総会ですが、来年からは「年度」が、これまでの4月から翌年3月の制度から、1月から12月の暦年に変更となるため、今年が最後です。来年2017年からは、2月が定例司教総会、9月が臨時司教総会(定例と臨時はともに月曜から金曜まで)、そして特別臨時総会が12月に開催されることになります。
今年の定例総会には、15名の司教と1名の教区管理者、そして男女の修道会代表がそれぞれ2名ずつ参加しました。また水曜日には午前中に新しい使徒的勧告「愛のよろこび」の勉強会、午後にはイグナチオ教会を会場に、カトリック障がい者連絡協議会との共催で、「寄り添い ともに生きるために ―障害者差別解消法を学ぶー」 公開勉強会が開催されました。勉強会には300名を超える方が参加してくださいました。
さらに木曜日の午前中は、司教勉強会として、「司教儀典書」についての勉強会も行われました。
今回の司教総会から、司教協議会の会長と副会長が交代となりました。新しい会長は長崎の高見大司教、副会長は大阪の前田大司教です。常任司教委員会のメンバーも交代となり、私は今回も常任のメンバーとなりました。それ以外の担当は、こちらの中央協のページをご覧ください。
私は次の三年間も、カリタスジャパンの責任司教を務めます。今回は、広島とさいたまの空位が続いていることも影響して、司教の絶対数が足りず、通常は援助と啓発の2部門のために二人任命されるカリタスの司教が私一人となりました。またそれ以外にも、これまで通り、中国教会関係担当部門とHIV/AIDSデスクを担当し、さらに常任司教委員会の担当者としてカトリック新聞の担当となります。なお新聞は部長をいただく中央協の組織として独立しており、さらには編集権も独立していますので、私の担当とは、常任司教委員会との橋渡し役のことです。
それ以外に決定したことの主な内容は、次のカトリック新聞で公表されます。
なおわたし自身もカトリック新聞の報道で知りましたが、マグダラの聖マリアの記念日が(7月22日)、教皇様の裁可によって祝日に典礼上の格上げとなりました。これに関しては典礼委員会から次のようなお知らせが届いています。
「同省からの教令では、ミサと教会の祈りは変更なしですが、叙唱が新しく作成された
とのことです。叙唱は7月に開催される典礼委員会で検討し、邦訳文を整えた後、常任司教委員会(または司教総会)の承認を得、典礼秘跡省に提出して認証を得てから確定します。そのため、本年7月22日の祝日は、現行の叙唱で対応していただくことになりますの
で、ご承知おきくださいますようお願いいたします」
近年、聖座での決定事項が、各国の司教の手元に文書で届くよりも、とにかくまず最初にネットで公表されることが多いので、司教であっても忙しくしていたりすると、カトリック新聞を読んでびっくりなことがよくあります。今回の発表もその一つでした。
週末は秋田県大館へ移動し、次の日曜日は秋田地区信徒大会。そして聖体奉仕会への巡礼です。
| 固定リンク | 0
「司教の日記」カテゴリの記事
- 八王子方面から二つの慶事(2024.06.04)
- 先週末から今日にかけて:カノッサ修道会、そして国際カリタス(2024.05.17)
- 教皇様にお会いしました(2024.03.19)
- 新年明けましておめでとうございます(2024.01.01)
- 2023年平和旬間、東京教区呼びかけ(2023.08.04)