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2016年6月12日 (日)

白根教会訪問@新潟市内

カリタスアジアの総会は金曜日の夕方で終わり、昨日土曜日の昼間便で夕方6時過ぎに羽田に帰国しました。

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今日の日曜日は新潟市内の南部にある白根教会の司牧訪問。白根教会は亀田教会の主任である山頭神父が兼任している教会で、月に二回、午後1時半からミサが行われています。なお亀田教会と白根教会はそれぞれ幼稚園に隣接しており、その両方の園長も山頭師。

今日のミサには、いつものメンバーという白根教会の女性信徒の方々6名と、助っ人でやってきたオルガニスト。さらには亀田教会から偶然訪れてきた4名ほどの信徒の方で、普段の日曜日を超える10名以上の方がミサに参加。オルガンと亀田の方々の声量も相まって、思いがけず立派な聖歌のあるミサになりました。

ミサ後には教会事務室にみんなで座って、お茶会。小さな教会ですが、周囲にはショッピングセンターなどが建ち並び、人口も増えている地域です。この方面ですと、次は三条まで教会はありませんから、将来的にも様々な年代の人口が一定程度で見込める地域ですので、小さな教会共同体の未来に期待して、福音宣教の最前線の拠点としてがんばっていただきたいと、期待しています。

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今日のミサの朗読は、罪のゆるしが主なテーマでした。ゆるしは単に水に流して忘れることではないということが、福音のイエスの言葉にうかがわれます。借金を帳消しにしてもらった「二人のうち、どちらがより金貸しを愛するか」とイエスは問いますが、考えてみれば変な質問です。「どちらがより感謝するか」とか「どちらがより喜ぶか」と聞きそうなところを、イエスはあえて「愛するか」と問います。ここに神のゆるしの本質があります。罪を悔いあらためるものを神はゆるすのですが、それは水に流すことではなく、その先に神とその人の間の「愛」に基づく関係を築き上げていくのです。ゆるされることのよって、罪人はあらためて神の方に正面から向き直り、あらためて神の愛に基づく神との関係を築き上げるのです。したがってゆるしは終わりではなく、始まりです。神はゆるすことによってわたしたちを、その愛の絆のうちに生かしていこうとされています。わたしたちにとっても、他者との間でゆるすこととそのとにあるべき絆の構築は、切っても切り離せない関係にあるのです。

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写真は、金曜日に終了したカリタスアジア総会で、東アジアからの参加者と、笑顔が常に絶えることのない国際カリタス総裁のタグレ枢機卿です。

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