平和旬間です
パプアニューギニアから帰国して、数日後から40度近い高熱に見舞われてしまいました。熱帯地域に出かけた直後の高熱ですから、いろいろと原因は頭に浮かびます。いつも通っている内科のドクターのところに出かけ、血液を採取して検査に出してもらいました。さいわい、マラリアではなく、また症状からもデング熱でもないようで、三日ほど39度台が続いてその後徐々に熱は下がりましたが、今日に至るまで、何となく体調不良が続いておりました。何か、昔、ガーナにいた頃のことを思い出してしまいました。あの頃は8年間で、毎年一度か二度はマラリアにかかっていましたので、年中、なにやら熱っぽかったことを記憶しています。都合10回以上マラリアに罹っているかと思いますが、その後、帰国してからは一度も発症していません。
そんなわけでこの数日間の出来事も日記に記さずにおりました。
8月6日から15日まで、現在、日本の教会は平和旬間を過ごしております。広島や長崎では、それぞれの原爆投下の日に合わせて、教会でも平和行事が行われました。昨晩の長崎における被爆マリア像とともに歩むたいまつ行列については、一般紙でも報道されていました。
新潟教区ではすでにお知らせしたとおり、7月31日の日曜日の午後、新潟教会を会場に講演会と平和祈願ミサが行われました。上記の通り体調不良であったため、ミサの司式は事務局長の大瀧神父に代わってもらいましたが、講演は聴きに行きました。NPO法人マザーハウスの代表で受刑者や出所した方々の支援活動をしている五十嵐弘志さん。イグナチオ教会の信徒です。ご自身の刑務所での強烈な体験と、その後の活動について分かち合ってくださいました。いろいろと考えさせられる内容でした。
その後、8月5日には、第45回目となる新潟教区カトリック保育者研修会が新津で開催され、教区全体から150名ほどが参加。今回は、チャプレン制度が始まったこともあり、園長を務めていない神父さんたちも、チャプレンとして参加してくださいました。
今回のテーマは「カトリックらしさとは何か」とされ、横浜教区の細井保路神父が講演してくださいました。午前中は『心に宿る神のことば』、そして午後は様々な絵本を実際に紹介しながらのお話でありました。大半の教職員が信徒ではない中、司祭も減少していくことから、園長や施設長も司祭ではなくなっていく中で、どのようにしてカトリックの施設というアイデンティティを保っていくかが大きなこれからの課題です。(上の写真:講演する細井神父。下の写真が参加者)
8月6日は、夕方から新潟地区信徒使徒職協議会の役職者と、まず一時間の懇談会。その後、近くのデパートの屋上で懇親会。今年の新潟の夏は例年と異なり雨があまり降りません。遠くに上がる花火を見ながら、新潟地区の小教区の様々な課題を聞かせていただきました。
さあ、明日は、高田のクララ会で聖クララの祝日ミサです。なお8月15日には、聖母被昇天の祝日で、午前10時から新潟教会で、司教司式のミサと、その後懇親会があります。どうぞご参加ください。
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