十日町教会で洗礼式
さすがに寒さが増してきた10月末の新潟ですが、本日の日曜日は、新潟県の十日町教会で主日ミサを共にして参りました。また今日のミサの中では洗礼を受けられた方がお一人。成人洗礼です。おめでとうございます。
十日町教会は、近隣の地域で結婚しているフィリピン出身の信徒の方が多数集まってくる教会で、今日のミサも三十名ほどの方が集まりましたが八割方がフィリピン出身者。新潟県では、長岡市から群馬県境と長野県財界方面に向かう地域にはこの十日町教会しかなく、(高田方面には、長野との県境に妙高教会がありますが)、そのため多くの方々が車でかなりの時間をかけて集まってこられます。ですから冬になって雪が積もりはじめると、移動が困難になり、ミサの参加者も極端に少なくなると聞きました。特に十日町市は豪雪地帯で有名です。また小中学生のお子さんをお持ちの家庭もまだまだ多く、日曜日には学校の行事があって保護者もかり出され、そのため教会に来ることが出来ないことも多いという話も聞きました。日曜日に学校や地域の行事があって、教会に来ることが難しいという話は、近頃、多くの地域で耳にします。そのような状況が深刻化するのであれば、日曜日以外の週日の夜にでも、教会で定期的な集まりを持つようにしなければならないのかもしれません。教会は日曜だけの存在ではなく、毎日の存在であり、なおかつ単に場所のことではなく神の民としての共同体のことですから、日曜のミサ以外でも共同体とのつながりを具体化する方策を考えなければならないとも感じます。
ミサ後には、まず記念撮影。フィリピン出身の方々の第一の特徴(失礼)は写真撮影ですから、たっぷり時間をかけました。スマホとカメラの数の凄いこと。すでに何枚かはフェースブックに上がっているようです。
そしてその後は持ち寄りのパーティー。洗礼を受けられたご本人も料理の名人で、素晴らしいビーフシチューをご持参くださいました。また、まもなく11月1日がわたしの誕生日ということで、信徒の方からプレゼントまでいただきました。ありがとうございます。
今日の午後、イタリア中部で再び地震があったと報道されています。建物の崩壊も多数あったようです。地震が続いていますが、被害に遭われた方々のために祈りたいと思います。
先日の記事でもお知らせしましたが、教皇様は明日、スウェーデンに出かけ、ルーテル派の方々と祈祷集会を開き、その中で特にシリアの和平のために祈られます。そして多くの方がその祈りに加わるように求められています。カリタスジャパンでは、国際カリタスの用意した祈りのカードをホームページに掲載しています(リンクです)。日本語訳もありますので、是非ご一緒にお祈りください。
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