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2020年1月15日 (水)

聖アーノルド・ヤンセン

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本日、1月15日は、聖アーノルド・ヤンセンの記念日です。

聖アーノルド・ヤンセンといっても、日本ではあまりなじみのない聖人ですが、神言会、聖霊会、そして日本にはありませんが永久礼拝の聖霊会と、三つの修道会を創立したドイツ人司祭です。

もともと教区司祭として高校教師であったヤンセン師は、海外宣教への熱意止みがたく、ドイツ発の宣教の会を創立しようと努力をしました。当時は相談した司教達からは、まずとにかく修道会ではなく宣教会(修道誓願を宣立しない会)を創ったらどうかと勧められたようですが、本人は修道会にこだわりつづけ、とうとう変人扱いされたこともあるようです。しかしそこはさすがに頑固なドイツ人だけのことはあり、とうとう1875年に、隣国オランダのシュタイルで宣教神学院の創立にこぎつけたのでした。

鉄血宰相ビスマルクが治めるドイツは文化闘争の時代であり、カトリック教会の活動は制限されていました。そのため、最初の神学院はオランダに創設されたのです。その後1879年には最初の二人を中国に派遣し、日本に宣教師が送られたのは1907年。聖霊会はその翌年、1908年に会員が来日。その後1909年1月15日にヤンセン師は亡くなりました。創立当初は大多数の神言会会員がドイツ出身者でしたが、各宣教地での会員育成に努めた結果、現在全世界に六千人ほどいる会員のうち、半数はアジア出身者であり、さらにその半分がインドネシア出身の会員です。現在のローマにいる総会長も、インドネシア出身の司祭です。

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日本に送られた宣教師は、秋田の地で宣教を始め、1912年には神言会員のライネルス師が新潟知牧区長に任命されて、現在の新潟教区へと歴史は繋がっています。ライネルス師は1926年に新設された名古屋の教区長となり、同じく神言会員のチェスカ師が新潟教区長に任命されました。

日本では長崎と名古屋の南山学園が主要な事業となっているため、教育修道会としてのイメージが持たれていますが、修道会全体としては小教区で働く会員の割合が高く、初期宣教に取り組む宣教修道会として世界各地で活動を続けています。

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記念日である1月15日は、以前は祝日でしたので、この日に会員はお祝いをしていましたが、近年はその近くの月曜日に移動する成人の日に、お祝いをするために集まります。

東京で働く神言会と聖霊会の会員も、今年は1月13日(月)の午前中に、小金井にある聖霊会の修道院に集まり、わたしが司式してミサを捧げ、昼食をともにしました。集まった聖霊会と神言会会員の出身は、日本、インド、フィリピン、インドネシア、ベトナム。

聖霊の導きに全幅の信頼を置いていた聖アーノルド・ヤンセンに倣い、これからも聖霊の導きに身をゆだねて、福音のあかしに務めたいと思います。(写真下は、オランダはシュタイルの創立の修道院地下聖堂にある、聖アーノルド・ヤンセンの墓所)

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