聖パウロ六世の記念日
本日5月29日は、聖パウロ六世教皇の記念日です。典礼暦では任意の記念日ですので、パウロ六世と特別な関係のある、例えば男女のパウロ会や師イエズス修道会などの方々のミサでは記念されたと思いますが、実はカリタスジャパンにとっても重要な記念日です。
カリタスジャパンもその連盟の一員となっている国際カリタスは、聖パウロ六世を創立者のひとりと考えています。もともと国際カリタスは、聖オスカル・ロメロ大司教、コルカタの聖テレサ(マザーテレサ)、聖マルチノ・デ・ポレスを保護の聖人と定めていました。2018年にパウロ六世が列聖されたことから、保護の聖人に加わったことになります。
パウロ六世が、国際カリタスの創立者のひとりと考えられているのは、次の理由です。もともとカリタスと名乗っている教会の慈善運動体は、19世紀にすでにスイスやドイツなどを中心に誕生していましたが、現在のような教会公認の世界的組織となったのは、第二次世界大戦後のことです。
1951年にピオ十二世のもとで、国際カリタスは誕生しました。そのときの創立メンバーは、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フランス、ドイツ、オランダ、イタリア、ルクセンブルグ、ポルトガル、スペイン、スイス、米国の十三カ国の教会慈善活動組織でした。
その前年から、この活動の国際組織化に興味を示し、指導をしていたのが、当時バチカン国務省の次官を務めていたモンティーニ師。後のミラノ大司教、そして後の教皇パウロ六世です。モンティーニ師の助力がなければ、現在のような形での組織化は難しかったと言われています。その意味で、モンティーニ師は国際カリタスの創立者のひとりであり、また後に教皇パウロ六世となってからも、様々な形で国際カリタスの活動に関わってくださいました。
なお日本(カリタスジャパン)が国際カリタスの連盟に名を連ねたのは1970年。ちょうど五十年前のことになります。
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