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2021年9月 1日 (水)

シノドスの準備を始めます

2023年秋に予定されている第十六回シノドス(世界代表司教会議)に向けた準備が始まります。

Synodpremeeting

教皇様は、今回のシノドスで、教会の「シノドス的あり方」そのものを議題としておられ、つまりその意味である「歩みをともにする」教会であるために、わたしたちは何をどうするべきなのかを探ろうとされています。そのため、代表の司教だけでなく、広く教会全体の意見を聞くために、シノドス事務局に質問状を作成させ、それにもとづいた世界中の教区での意見聴取をこの10月からはじめることとされ、そういったプロセス全体を「シノドス」と考えようと呼びかけておられます。(写真は6月末に行われた、シノドス事務局とアジアの司教たちとのzoomでの意見交換会。参加者は、後2ページくらい続きますので、かなりの司教が参加したと思われます)

質問状はまだ届いていませんが、その準備のために、9月1日付けで以下の公示をいたしました。今後担当者から教区ホームページなどを通じて情報提供を行ってまいりますので、ご参照ください。以下、公示文書です。なお文書中にある、添付の日程表などは、教区ホームページをご覧ください。

2021年9月1日
カトリック東京大司教区の皆様

東京大司教区 大司教
菊地功

主の平和

第十六回通常シノドスに向けた「歩み」について

教皇様は、2023年秋に第16回目となる通常シノドス(世界代表司教会議)開催を発表されており、そのテーマを、「ともに歩む教会のため―交わり、参加、そして宣教」と定められています。教皇様は2023年秋の本会議に向けた準備の過程自体をシノドスの一部と考え、今年10月以降、まずそれぞれの教区で意見聴取をするようにと求められ、それに基づいて聖座のシノドス事務局が、9月中に各教区への質問状を作成し配布するとのことです。

この質問状への回答をとりまとめるために、各教区では担当者を任命するようにと同事務局から指示をされております。東京教区では、小西広志神父様(フランシスコ会)をシノドス準備に向けた教区担当者として任命いたします。任期は、2021年9月1日から第十六回通常シノドス閉幕までとし、質問状への回答のとりまとめと、同時に任命期間の間、シノドスの意義や今回のシノドスの主要課題について啓発も担当していただきます。

なお今回の通常シノドスは、準備期間それ自体がともに歩む期間と考えられています。シノドス事務局長のグレック枢機卿の書簡によれば、「このシノドスの歩みが、分かち合われる旅であることを強調するため」、教皇様は来る10月9日と10日にシノドス開幕を宣言する典礼行事を行い、同時に世界中の各教区でも、10月17日の日曜日に、同様にシノドスの開幕を祝う典礼を行うように求められています。それ以外のこの「ともに歩む期間」の日程については、添付資料をご覧ください。

東京教区では、感染症の状況の先行きが見通せないことから、10月17日に特別な典礼行事は行いませんが、それぞれの小教区の主日ミサで、シノドス成功のために聖霊の導きがあるよう祈りをささげてください。この詳細については、後日お知らせします。

質問状と回答方法などについては、シノドス事務局から届き次第、教区担当者の小西神父様から皆様にお知らせします。ともにこの旅路を歩もうと呼びかける教皇様に応えて、教区の多くの方が、シノドスの歩みに参加してくださることを、期待しております。

 

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