レジオマリエ誕生から100年
レジオマリエが誕生して、今日で100年になります。おめでとうございます。
1921年9月7日の夜8時に、「15人の若い婦人たちがアイルランドのダブリン市フランシス街ミラ・ハウスに集まり、無原罪の聖マリアの像を囲んで、ひざまずき祈った」のが始まりであると、レジオマリエの資料に記されています。その後1925年11月に、フランク・ダフ氏が、この会の名称を「レジオマリエ」とされました。フランク・ダフ氏は、ビンセンシオ・ア・パウロ(SVP)の会員でもありました。
レジオマリエの案内の資料には、この活動の目的が以下のように記されています。
「レジオマリエの目的は、会員の聖性を目指しながら、小教区司祭の指導のもとに自分の洗礼と堅信による福音宣教の使命を果たすために、マリアと一致してキリストの救いの希望と喜びをまだ知らない人々に伝えることです。その方法は耐えずマリアの取り次ぎを願いながら、マリアの生き方にならい、出来るだけ謙遜に人々への奉仕に生きることです」
レジオマリエには独特の組織機構がありますが、現在の東京での活動全体(東京レジア)の指導司祭は、淳心会のオノレ神父様が努めておられます。教区内のいくつかの小教区には、レジオマリエの活動が長年にわたって続けられてきています。参加される方の人数は、どこでも減少気味ですが、現代的にも重要な意味を持った信徒の使徒職ですので、今一度の発展を祈っています。
30年以上前に働いていたアフリカのガーナでも、レジオマリエは盛んでした。わたしが主任司祭を務めていた教会は、オソンソンという小さな村にある「ルルドの聖母教会」でしたが、聖堂の横には大きなルルドがあり(写真上)、レジオマリエのメンバーの方々が、しばしば集まってはロザリオを祈っておられました。レジオマリエのメンバーは、小教区活動の大事な推進役でもありました。
今年の100周年にあたって、東京ではカテドラルで本日大司教司式で感謝ミサを捧げることを計画していました。しかし残念なことに、今般の状況のために延期とせざるを得なくなりました。レジオマリエの活動に参加されているすべての方々に、神様の豊かな祝福があるようにお祈りいたします。
ところで、明日9月8日は、前駐日教皇庁大使であったジョゼフ・チェノットゥ大司教様が帰天されて、一年となる日です。聖マリアの誕生の祝日に、あらためて故ジョゼフ・チェノットゥ大司教の永遠の安息のために祈りたいと思います。
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