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2021年11月 1日 (月)

諸聖人の祝日

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11月1日は諸聖人の祝日です。そして翌2日は死者の日。11月は死者の月と定められ、亡くなられた方々の永遠の安息を祈る月とされています。また教会の伝統は、11月2日から8日までの間、全免償を得ることで、それを煉獄の霊魂に譲ることが出来るとも定めています。この期間、聖堂を敬虔に訪問して祈り、主の祈りと信仰宣言を唱えることで、全免償をいただくことが出来ます。

教会のカテキズムには、聖人たちとの交わりについて次のように記されています。

「わたしたちが天の住人の記念を尊敬するのは、単に彼らの模範のためばかりではなく、それ以上に、全教会の一致が兄弟的愛の実践をとおして霊において固められるからです。・・・諸聖人との交わりは、わたしたちをキリストに結び合わせるのであって、全ての恩恵と神の民自身の生命は泉あるいは頭からのようにキリストから流れ出ます(957)」

また死者への祈りついて、カテキズムはこう記します。

「・・・死者のためのわたしたちの祈りは、死者を助けるだけでなく、死者がわたしたちのために執り成すのを有効にすることが出来るのです(958)」

教会は、地上の教会と天上の教会の交わりのうちに存在しています。

感染症の状況のため小教区聖堂の入場制限を実施している関係で、教区行事として11月の第一日曜日に行われる合同追悼ミサは、皆さんに集まっていただくことが出来ないため、昨年同様に中止となりました。その11月7日は各小教区で追悼ミサが行われますが、合同追悼ミサに代えて、わたしは、あきる野教会で主日ミサを捧げさせていただき、隣接する五日市霊園での追悼とさせていただきます。

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さて、10月30日土曜日には、カトリックアクション同志会主催で、グレゴリアン聖歌によるラテン語のミサが行われました。実施可能かどうかぎりぎりまで判断がずれ込んだため、わたしの手元に歌ミサの楽譜などが届いたのが三日前の10月27日です。しかもレクイエムのミサとするため、曲が通常と多少異なります。(歌ミサの曲は、大雑把に言うと、荘厳なものと簡素なものがあり、葬儀などは簡素な曲が使われます)よくこれで間に合ったと自分でも思いますが、さすがにラテン語を言いよどんでしまった箇所が、今回は数カ所ありました。

今回のミサには教皇大使のボッカルディ大司教も参事官とともに参加され、トゥミル参事官とともに、両者とも美声を披露してくださいました。大使は日本に着任されてから、今回が初めての東京カテドラル訪問となりました。

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10月31日の主日午後には、下町宣教協力体の合同堅信式が、浅草教会で行われました。浅草教会、上野教会、本所教会、中国センターから、26名の方が堅信を受けられました。おめでとうございます。

堅信式ミサは、会場の管理から典礼の進行まで、信徒の方々が分担して準備され、見事なまでのスムースな行事となりました。侍者の方々もよく練習されておられましたし、お二人で歌われた聖歌隊も素晴らしいものでした。準備してくださった皆様、ありがとうございます。

浅草教会の裏手には、殉教者の碑があります(一番上の写真)。江戸の殉教の一つ、鳥越の殉教を記念するものです。1613年の8月16日以降三度にわたって殉教した28名の殉教者を顕彰しています。

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東京教区のホームページには、膨大な情報が蓄積されていて、そのいくつかは埋もれていますが、その一つに、殉教者のガイドブックのPDFがあります。こちらのリンクからご覧ください。(このPDFはダウンロードに少々時間を要する重さです)。その中に鳥越の殉教についても詳しく触れられています。わたしたちの信仰の先達の勇気に倣い、またわたしたちが同じように福音をあかしして生きる勇気を与えられるよう、殉教者たちの取り次ぎを祈りましょう。

なお本日1日は、わたしの63歳の誕生日でした。お祝いのメッセージをたくさんの方からいただいています。それぞれにお返事できずに申し訳ありません。どうぞこれからもわたしのためにお祈りくださいますように、お願いいたします。

 

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