まん延防止等重点措置の実施に伴って
1月21日から2月13日まで、東京大司教区の管轄する東京都と千葉県は、まん延防止等重点措置の実施対象地域となりました。この数日間の急激な検査陽性者の増加に伴っての措置であると理解しています。
これまでの2年間の経験からは、このまま予定通りに2月13日ですべてが解決することなく,仮に事態が悪化すれば,緊急事態宣言の再発出も視野に入れる必要があると思われます。同時に現在感染の主流となっているといわれるオミクロン株にあっては、ワクチン接種の効果と相まって、重症化する率は低くなっているとも言われます。しかしながら、重篤化しないまでも入院治療を必要とされる方は増加し、それがための病床使用率の上昇であり,なおかつそれに伴うまん延防止等重点措置の実施であることを考慮すれば、やはり慎重に対策を講じることは不可欠です。
東京大司教区では、これまでも,できる限りミサの非公開を避けることを主眼に,教会における感染対策の徹底をまずもってお願いしてきました。現場で対策にあたってくださる信徒・司祭の皆様には,心から感謝いたします。
現時点では,これまでの感染対策のさらなる徹底を対策の中心とし、ミサの公開の中止などは原則としては行いません。ただし,待降節前に、聖歌の歌唱や祈りを一斉に唱えることも可能としましたが,この部分だけは撤回します。詳細は,こちらのリンクから,東京教区のホームページに掲載されている一覧をご覧ください。
なお小教区のある地域によって事情が異なりますので、教区の方針は原則と考え、それに基づいて,主任司祭を中心に地域にあった判断をしてくださるようにお願いいたします。
今回の拡大が,一連のコロナ禍の最後の波となることを心から願って、一日も早い終息と心の平和を,御父に祈り求め続けたいと思います。わたしたちのよりどころ、病人のいやし、苦しむ者の慰めである聖母マリアの取り次ぎによって、御子の深いあわれみの御心にわたしたちが包まれますように,祈り続けましょう。
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