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2022年3月23日 (水)

平和を求めて、教皇様と一致して祈る

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すでに一つ前のガクタン司教様の叙階式の記事でもお知らせしましたが、ウクライナにおける戦争状態を憂慮し、平和を求めて様々に努力を積み重ねておられる教皇フランシスコは、3月25日に聖母の汚れなきみこころに、ロシアとウクライナを奉献されることを決められ、世界中の司教に一致して祈るようにと通達を出されました。(写真はファティマにて)

通達の文書と、それに伴う奉献の祈りの文書は、本日(3月23日)午前中に、教皇庁大使館から各司教に送付されてきました。祈りの文章はかなりの長文ですし、用語などに過去の公式の祈りとの整合性を持たせなくてはならないため、現在、中央協議会事務局で典礼委員会の協力の下、翻訳が進められています。

聖母の汚れなきみこころにロシアを奉献すると言うことに関して、その原点は、ファティマで出現された聖母が、ルチアに伝えた第一、第二の秘密に記されています(「ファティマ第三の秘密」教皇庁教理省、カトリック中央協議会2001年4月20日発行)。是非この文書を一度ご参照ください。

そこにはこう記されています。「けれども、最後には、わたしの汚れない心が勝利するでしょう。教皇は、ロシアを私に奉献し、ロシアは回心し、世界に平和が与えられるでしょう」(同書19頁)。

また同書を発行した当時の教皇庁教理省の次官であったベルトーネ枢機卿は、「1984年3月25日、バチカンの聖ペトロ広場において、前もって呼びかけておいた世界中の司教たちと霊的に心を合わせ、(教皇ヨハネパウロ二世は)「すべての人々と諸民族」を「マリアの汚れないみ心」にゆだねました」と記し、それについて、「シスター・ルチアは、荘厳で普遍的なこの奉献の祈りが、彼女から見ても聖母マリアの望みにかなうものであることをことを認めました。『はい。1984年3月25日は、聖母が望まれたように行われました』。したがって、これ以外にどのような議論や要求にも根拠がありません」とも記しておられます。(同書12頁)

教皇様はこの聖母の言葉に信頼し、聖母の汚れなきみ心に全人類と、特にロシアとウクライナを奉献されます。さらにファティマにも特使を派遣して、同様に奉献の祈りをささげられます。わたしたちも教皇様に心をあわせ、平和のために祈りをささげましょう。

以下、東京教区における呼びかけ文です(教区のホームページにも掲載されています)。

東京大司教区の皆様

教皇フランシスコと一致しながら
ウクライナとロシアを聖母マリアの汚れなきみ心に奉献する

今年の四旬節は、戦争という悲しい現実の中で始まりました。ウクライナを巡るロシアの武力侵攻は世界に大きな衝撃を与えており、いのちを守り平和を希求する多くの人たちの願いを踏みにじる形で事態が展開しています。政治の指導者にあっては、国家の独立を脅かすだけでなく、共通善の実現を踏みにじるような無謀な行動を即座に止め、いのちを守り、希望を回復するために、対話のうちに平和へと向かう道を選択されることを切に願います

2月24日に戦争状態が発生してからまもなく一ヶ月になろうとしていますが、残念ながら平和とはほど遠い現実が、毎日のように報道されています。インターネットが普及した現在、SNSなどを通じて、わたしたちはいのちの危機に直面する人たちの声に、直接耳を傾ける事すらできるようになりました。それが多くの人に、今起こっていることが他人事ではないと感じさせ、平和を求める行動へと駆り立てているのではないでしょうか。

ウクライナにおけるこの状況を憂慮され、平和を求めるため、様々に努力を続けておられる教皇フランシスコは、聖母の取り次ぎによる神の平和の実現を求めて、来る3月25日(金)神のお告げの祭日のローマ時間午後5時(日本時間3月26日午前1時)に、聖ペトロ大聖堂において、ロシアとウクライナを聖母マリアの汚れなきみ心に奉献されます。

教皇様は、全世界の司教たちに、また司教を通じてすべての信者に、この奉献に一致して祈るようにと呼びかけ、できれば同じ時間に祈りを捧げるようにと招いておられます。

当日のために準備される公式の祈りは、今朝ほど教皇庁から届けられ、現在、中央協議会事務局で翻訳作業中です。翻訳ができ次第、中央協議会のホームページに掲載される予定です。

仮に公式の祈りの翻訳が間にあわない場合であっても、教皇様の意向に心をあわせ、平和のためにロザリオの祈りなどをお捧げください。

東京教区にあっては、教皇様によるローマでの奉献の時刻が日本では深夜となりますから、同じ時間でなくとも、翌朝などに祈りをささげるものといたします。また3月26日(土)には教区宣教司牧評議会が開催されますので、その冒頭に、参加者と一緒に祈りをささげます。

聖母の取り次ぎによって、神の平和がこの地上に実現し、いまいのちの危機に見舞われているウクライナの地に平和が確立されるように、また賜物であるいのちがその尊厳を守られるように、教皇様と心をあわせてともに祈りをささげましょう。

2022年3月23日
カトリック東京大司教 菊地功

 

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