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2022年6月 6日 (月)

堅信を受けられた皆さん、おめでとうございます

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聖霊降臨の主日に、東京カテドラルで堅信の秘跡を受けられた多くの皆さん、おめでとうございます。

わたしが休んでいる間、5月29日に教皇様は、新しい枢機卿の任命を発表されています。二十一名の新しい枢機卿様たちのうち、十六名が八十歳未満で、教皇選挙の投票権を持つことになります。今回の任命は、まさしく聖霊に導かれた教皇様の決断であり、だからこそ常識では考えつかない驚きの任命でした。

その驚きの一番は、アジアから五名の新しい枢機卿が誕生することです。すでにいろいろな方が書いているので繰り返しませんが、ちょうどこの任命の直前に、様々な観測記事が欧米のカトリックメディアでは流れていて、その全てが、今回はアジアからの新しい枢機卿はないだろうと書いておられました。ですから、今回のアジアからの多くの枢機卿の任命は、まさしく聖霊に導かれた教皇様の驚きの決断です。聖霊の働きは、驚きと、居心地の悪さをもたらす、騒々しいものだからであります。五旬祭のあの日にも、騒々しい物音が響き渡ったから、皆が驚きのうちに集まってきました。あらためて、聖霊の働きに身を委ね、素直に導かれる教会でありたいと思います。

以下、堅信式に参加された皆さんに、当日、教区のミサでは総代理の稲川神父様に代読していただいたメッセージです。

聖霊降臨の主日に

カテドラルで堅信を受けられた皆さんへ

2022年6月5日

堅信の秘跡を受けられた皆さん、おめでとうございます。本当はわたしが司式して堅信を授けたかったのですが、残念なことに新型コロナに感染してしまい、十日間の自宅療養で、やっと熱やのどの痛みから解放されたところで、長時間のミサを司式するだけの体力が回復しておらず、司式を代わっていただくことになりました。

堅信の秘跡は聖霊の秘跡です。聖霊が皆さんの上にもくだり、これからのキリスト者としての人生をともに歩み導いてくださいます。堅信の秘跡を受けることによって、わたしたちは大人の信仰者になるとよく言います。昔は、キリストの兵士になると言いました。それは、神様が聖霊を通じて常にいてくださると約束なさっているのですから、わたしたちには、聖霊に導かれたものとして行動する責任があるからに他なりません。聖霊が共にいて導いてくださるのですから、その導きに応えて、語り行うのは、わたしたちの責任です。

イエス様の言葉と行いに倣い、神の福音を世界に告げるものとなってください。

聖霊が弟子たちにくだったときに、物音がして、皆がびっくりして見に来たと、使徒言行録に記されています。聖霊が働くとき、それは騒々しいのです。居心地が悪いのです。なにもなく、穏やかで、静かなところには、聖霊はもしかしたら働いていないかも知れません。ですから挑戦することを恐れずに、福音に忠実に生き、忠実に語り、忠実に行う人となってください。

あらためて、堅信の秘跡おめでとうございます。そして皆様のお祈りに感謝します。

 

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