ウクライナの平和のための祈り@東京カテドラル
8月24日はウクライナの独立記念日でした。またロシアによる軍事侵攻が始まって半年でもあります。まだまだ事態は混迷を深め、解決の糸口は見えてきません。国際社会に与えている影響にも大きいものがあります。しかし時間の経過と共に、大きな事件であっても忘れ去られることがしばしばあります。世界各地で、これまでも繰り返されてきました。大多数から忘れ去られた陰に、数多くの悲劇が取り残され、世界から希望を奪い続けてきたことを心に留めたいと思います。忘れないで祈り続けたいと思います。
忘れられることで、あたかも「解決」したかのように思われてきた悲劇は多々あります。
東京在住のウクライナ正教会ポール・コロルク司祭からは、以前にも灰の水曜日に共に平和のために祈りたいとの呼びかけがありました。今回も独立記念日にあたって共に平和を祈りたいとの希望が寄せられ、8月24日午後4時から、東京カテドラル聖マリア大聖堂の地下聖堂において、平和のための祈りをともに捧げました。ポール司祭が香炉を振りながらウクライナ語で祈りを朗唱。わたしは日本語で、アシジの聖フランシスコの平和のための祈りを、皆さんと一緒に唱えました。
直前の呼びかけでしたので、準備する時間も限られ、また広報も限定的でしたが、それでも30名近い方が、祈りのために集まってくださいました。
また駐日ウクライナ大使、駐日ポーランド大使、また元駐ウクライナ日本大使の角さん(信徒)の三名が参加してくださいました。参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
これからも忘れることなく、平和のために祈り続けたいと思います。
以下は東京教区が配信している、当日の模様のビデオです。
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