2022年9月の司祭叙階式・助祭叙階式
イエズス会の司祭叙階式が、9月17日の午後2時から、カトリック麹町聖イグナチオ教会で執り行われました。
今年司祭に叙階されたのは、ヨアキム・グェン・ミン・トァン神父様、そしてペトロ・カニジオ 越智 直樹神父様のお二人です。おめでとうございます。感染症対策での入堂制限がまだ続いていることもあり、聖堂がいっぱいというわけにも行きませんでしたし、また聖歌も、聖歌隊だけの歌唱となりましたが、それでもイエズス会員を中心に多くの司祭が集まり、新しい司祭の誕生を祝いましたし、また聖歌も、イエスのカリタス会シスターたちに加え、ベトナム出身の方々の聖歌隊も構成され、ベトナムの美しい歌を聴かせてくださいました。また叙階式には、越智神父様が研修時代を過ごしたサイパンから、ライアン・ヒメネス司教様も来日され、一緒に司式してくださいました。
トァン神父様、越智神父様、おめでとうございます。
なお当日の模様は、こちらのリンクから、ビデオをご覧いただけます。
9月23日午後2時から、今度は助祭叙階式を行いました。助祭に叙階されたのは、東京教区の神学生であるアシジのフランシスコ熊坂直樹さん、アシジのフランシスコ冨田聡さん、そしてアウグスチノ修道会会員マキシミリアノ・マリア・コルベ桑原篤史さんの三名です。
助祭叙階式は、東京カトリック神学院の聖堂をお借りして行いました。というのは、通常東京教区の助祭叙階式は、神学生の出身教会で行いますが、今回は冨田さんが北海道なので熊坂さんの出身教会である関町教会で執り行う予定でした。ところが関町教会の聖堂新築工事が始まってしまい、使えなくなってしまったため、関町教会のお隣にある神学院の聖堂をお借りすることにして、準備などはすべて関町教会の皆さんが中心になって行われました。主任司祭の稲川保明神父様をはじめ関町教会の皆さん、ありがとうございます。また神学院の使用を赦してくださった稲川圭三院長様にも感謝します。
熊坂助祭、冨田助祭、桑原助祭。おめでとうございます。
三人は、順調に養成が進むならば、来春以降、司祭に叙階される予定です。どうかこの三名の助祭のため、また今年は修道会にも他に数名の助祭がおられますので、司祭叙階に備えている助祭たちのためにお祈りください。また叙階式にあたっては、彼らに続く召命が与えられるように、是非ともお祈り下さい。東京教区は、二人が助祭から司祭になると、後に続くのは二人の神学生だけです。さらにその後に続く神学生が誕生するように、召命のためにお祈りください。一人神学生が誕生しても、司祭になるまでは最低でも7年が必要です。
上石神井の東京カトリック神学院は、夏休みの現在、改修と新築の工事が進められています。「召命が少ないと言ってるのに、新築?」と驚かれるやも知れません。実は足りなくなっているんです。特に、聖座の新しい指針に従って設けられた最初の一年、予科のためのスペースがありませんので、そのための建物を木造の平屋ですが、現在の神学院の建物の隣に新築中です。
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