五月は聖母月です。ロザリオの祈りのビデオをご利用ください
5月は伝統的に聖母の月とされています。5月の間には、5月13日にファティマの聖母の記念日、聖霊降臨の翌日5月29日に教会の母聖マリアの記念日、そして月末の5月31日は聖母訪問の祝日です。
これまでの3年間、教皇様はこの聖母月に、特にパンデミックからの解放を聖母の取り次ぎによって祈り求めるように勧めてこられました。今年は、月末に、シノドスのためにロザリオの祈りを捧げるようにと呼びかけられ、東京教区では、5月31日に碑文谷教会を会場に祈りを捧げる予定で調整中です。詳細は後日お知らせいたします。今月のロザリオの祈りの際には、教皇様の意向に合わせて、シノドスのためにお祈りくださるようにお願いいたします。
1965年に、特に世界平和のために5月に聖母の取り次ぎを祈ってほしいと呼びかけた「メンセ・マイオ」で、教皇パウロ六世はこう述べています。
「五月は、より頻繁で熱心な祈りのための力強い励ましであり、わたしたちの願いがよりたやすくマリアのあわれみ深い心に近づく道を見いだすときです。教会の必要が求めるときに、あるいは人類が何か重大な危機に脅かされているときにはいつでも、キリスト者に公の祈りをささげるよう勧めるためこのマリアにささげげられた月を選ぶのは、わたしの先任者たちに好まれた習慣でした」(3)
同時にパウロ六世は、ロザリオの重要な要素として「賛美と祈願」に加えて、「観想」の重要性を説いておられます。「マリアーリス・クルトゥス」には、「観想という要素がないならば、ロザリオは魂の抜けた体にすぎません。・・・主にもっとも近かったマリアの目を通して主の生涯における神秘を黙想できるように役立つべき」とも記されています。(47)
十字架上で主イエスご自身から、「見なさい。あなたの母です」と、教会の母として民を託された聖母マリアは、ルルドやファティマでのロザリオの祈りへの招きを通して、母としてのわたしたちへの気遣いを示そうとしておられます。ロザリオの祈りは、聖母マリアを通して主イエス・キリストへとわたしたちを導く賛美と祈願と観想の道です。神の御旨が実現するために自分自身のすべてを神にゆだねる勇気を持つことができるように、聖母マリアに従って、主イエスへと至る道を歩み続ける祈りです。
聖母の取り次ぎを求めながら、祈りましょう。
今年も教区広報でロザリオのビデオを企画していますが、すでにYoutubeで公開されているこれまでに撮影された以下のロザリオの祈りのビデオも是非ご活用ください。ご一緒に祈りを捧げていただけますので、皆様の祈りの一助となりましたら幸いです。
上は、2020年5月13日に東京カテドラルで行われたロザリオの祈りの夕べのビデオです。
上は、2021年5月に毎週公開されたロザリオの祈りの総集編です。
上は、昨年5月に公開されたロザリオの祈りのビデオです。
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