西千葉教会と千葉寺教会の統合について
9月1日付けで、以下の教会法上の公示を出しましたので、お知らせいたします。
千葉県にある西千葉教会と千葉寺教会は、2025年1月から、西千葉教会に統合されます。
なお公示文には含めることのできなかった、例えば、東京教区における小教区再編などの基本的考えや、今回の統合の経緯については、10月号の教区ニュースの巻頭に掲載いたします。基本的には、1)教区から再編を計画し指示することは、現時点で考えていません、2)今回の統合は、2011年に岡田大司教様が千葉中央宣教協力体の小教区統合を提案したときに始まり、その後の13年間にわたる両教会での検討を経て、最終的に決定されたものです。詳しくは、10月号の教区ニュースをお待ちください。
公示
カトリック東京大司教区大司教タルチシオ菊地功は、教会法515条に従い、2025年1月1日をもって、1956年12月に創設され聖コロンバンを保護者としていただくカトリック千葉寺教会を廃止し、1954年8月15日に創設され被昇天の聖母を保護者としていただくカトリック西千葉教会に統合することを宣言し、ここに公示します。
これまでカトリック千葉寺教会の司牧範囲とされていた地域は、統合の日から、カトリック西千葉教会の司牧範囲となります。それに伴って、カトリック千葉寺教会の洗礼台帳などの記録、小教区会計、その他事務的な記録はすべて、カトリック西千葉教会に移管します。
また統合の日をもって、カトリック千葉寺教会の土地建物は、カトリック東京大司教区本部事務局が管轄するものとし、教会活動のすべてを、カトリック西千葉教会に移管します。
カトリック千葉寺教会とカトリック西千葉教会は、2018年7月28日の両教会信徒役員と両小教区主任司祭である福島一基神父と共に、教区本部において大司教との会談を行い、それに基づいて同年8月20日に、大司教名で二つの小教区信徒に宛てた書簡で合意点を確認しました。その上で、二つの小教区には2020年末頃をめどに、「この地域におけるこれからの福音宣教にいったいどのような選択肢があるのか」、また「教会の諸施設の維持管理に関してどのような選択肢があるのか」の合意形成をお願いしたところです。
2023年9月2日付けで、千葉寺教会より、西千葉教会への統合の提案があり、二つの教会の意向確認と、司祭評議会、顧問会での検討を行いました。その結果、統合を進めることがふさわしいと判断いたしましたので、調整の結果、上記の通り決定いたしました。
2011年の岡田大司教様による千葉中央宣教協力体の小教区統合の提案に始まり、13年に及ぶ様々な方面からの検討に取り組んでくださった、カトリック千葉寺教会とカトリック西千葉教会の皆さまに、心から感謝申し上げるとともに、これからの統合された小教区のさらなる発展をお祈りします。
いつくしみ深い御父の御名において。
2024年9月1日
カトリック東京大司教区 大司教
タルチシオ 菊地功
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