この20年に感謝します
2004年9月20日。いまからちょうど20年前に、わたしは岡田大司教様の按手によって司教に叙階していただきました。
この20年間、新潟の司教としての13年間と、その間に札幌教区の使徒座管理者を4年間、それに続けて東京の大司教と、司教としての務めをなんとか果たすことができたのは、いつくしみ深い神様のあわれみと、それをもたらしてくださったみなさまの祈りと支えのおかげです。みなさまお一人お一人に、心から感謝申し上げます。みなさまのお祈りと支えなくして、司教職は成り立ちません。これからも謙遜に耳を傾け、共に歩む司教でありたいと思いますが、人間は弱い存在です。常に傲慢さが心の内に頭をもたげます。どうか祈りのうちに支えてくださることを、あらためてお願いいたします。
20年前の9月20日の新潟は、非常に暑い日でした。新潟市郊外にある新潟清心高校の体育館に一杯の皆さんが集まってくださり、祈りと感謝の時を一緒にしてくださいました。
ちょうど、手術後から体調を崩されていた前任者の佐藤敬一司教様も、車椅子を使って会場に駆けつけてくださり、写真にあるとおり、前任者としてしっかりと按手をしてくださいました。
あれから20年。当時の新潟教区の司祭団のメンバーから、すでに何名も御父の元へと旅立って行かれました。2020年9月24日からわたしを継いで新潟の司教に叙階された成井大介司教様には、様々な困難があることと思います。特に新潟教区において、司祭や修道者の召命が極めて少ないことは大きな挑戦であると思います。新潟教区のために、また成井司教様のためにもお祈りください。
幸いにこの20周年の記念にあわせるかのように、次の日曜日には秋田の聖体奉仕会を訪れ秋田の聖母の日のミサを司式する機会をいただきました。聖母マリアの取り次ぎによって、多くの方がその子である主イエスの元に導かれるように、日本の社会において福音をあかしして生きる決意を新たにしたいと思います。
みなさまに、感謝を込めて。
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