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2024年10月 9日 (水)

心から感謝します

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日曜日の教皇様による枢機卿任命のニュースが流れて以来、多くの方から祝福のメッセージをいただいています。心から感謝申し上げます。

時差の関係で(日本が7時間早い)、こちらで朝起きると、PCのメールボックスルに山のようにお祝いの言葉をいただいており、十分に御礼の返信もできずに申し訳ありません。すべて目を通してから会議に出かけております。ほんとうにありがとうございます。(上の写真はアジアの参加者の一部です。向かって一番右端が、一緒に枢機卿に任命されたフィリピンのパブロ・ダビド司教様です)

日曜日にサンピエトロ広場の回廊のそばで、タクシーを降りたわたしに、教皇様による枢機卿任命を最初に教えてくれた青年と、再開しました。フェリックスさんと言います。今日も、司教さんたちの写真を持って、サインをもらうために会議場周辺で待っておられました。

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その日曜日の夜は、国際カリタスの業務で面談がすでに予定されていましたし、その翌日は平和のために断食をする日であり、加えて昼の休憩時間には国際カリタスの事務局長との打ち合わせがすでに組まれていましたし、基本、夜は食事をしないで、散歩ついでに近くのスーパーで買うサンドイッチで済ませることにしているので(いつもは宿舎の昼食の量が多過ぎて夜も食べていた日には持参した服が入らなくなる恐れがあるので)、枢機卿任命のお祝いどころか乾杯の一つもできていません。代わりにみなさんで、どうかとりあえずお祝いしておいてください。

会議中は参加者がどんな生活をしているか、マレーシアの神学者であるクラレンス神父様が自分で作られたビデオがあるので、ご覧ください。わたしもほとんど同じ毎日です。

他の枢機卿さんたちから、新しい枢機卿が20人もいるのだから、できるだけ早く仕立屋に行って、サイズだけでも採ってもらうようにと強く勧められ、今週中に、バチカン近くの聖具屋さんに行ってみることにしました。何やらいろいろと準備をしなくてはならないようです。

今日の午後のセッションの前に、教皇様にお会いできたのですが、通訳が近くにいなかったので、仕方なく「英語で話します」と言って、枢機卿任命に感謝しました。すると教皇様御自身が、黙ってしまわれたのです。どうしたのかなと思ったら、教皇様がじっくりと考え込んだ後に普段はめったに使われない英語で、「わたしも喜んでいるから」と言ってくださいました。任命以来、恐ればかりを感じていたので、ちょっと力づけられました。

今日の午後は12時半に午前のセッションが終わって、13時に広報局に行き、13時半からの記者会見に出席しました。ビデオを貼り付けます。わたしは英語で話しています。一緒に出席したのは、同じく枢機卿に任命された、ブラジルのポルトアレグロのスペングラー大司教様と、アイボリーコーストはアビジャンの大司教であるドボ大司教様です。

今日の一日は、まず午前のセッションの冒頭でガザの小教区からのビデオメッセージが流されました。これは昨日の平和の祈りの日に、教皇様のチャリティーの責任者であるクラジェフスキ枢機卿の呼びかけで、断食する食事の分を寄付するように呼びかけがあり、300万円を超えるお金が集まり、それをガザへ送ったことへのメッセージでした。ガザでは本当に厳しい状況が続いています。教皇様は、毎晩、このガザの教会の主任司祭に電話をかけて励ましておられます。

その後、昨日の小グループでの霊における会話にもとづいてまとめられたいくつかの課題について、まず優先順位を投票し、それについての自由討議が行われました。明日、水曜日の午前中もそれが続きます。

なお今日のセッションの中で、中国本土から参加している二人の司教様のうちのお一人が、中国の教会の実情についてお話をされました。

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