主の降誕、おめでとうございます。
クリスマスおめでとうございます。
闇に輝く小さな光、人となられた神の御言葉は、わたしたちの心に希望を生み出す源です。
いのちに対する暴力が吹き荒れ、闇が深まる中で、わたしたちは希望を見いだすことに困難を感じ、そんな中で、絶望に襲われている人も少なくありません。特に、暴力によっていのちが奪われることが毎日の現実としてあるウクライナやガザを初め、東京教区の姉妹教会であるミャンマーや、その他多くの国に生きている方々に思いを馳せます。
神のみことばの受肉による誕生で、光が闇に輝きました。飼い葉桶に寝かされた小さな光です。でも闇が深ければ深いほど、小さな光でも希望の光となります。わたしたちも、その光を受け継ぎ、それぞれの心に希望を生み出し、そしてその希望を多くの人に伝えていきたいと思います。ひとり一人にできることは小さくても、この深い闇の中では、希望の光として輝きます。
どうか良いクリスマスをお迎えください。そして祝福に満ちた年末と年始を過ごされますように。
「みことばの光と聖霊の恵みによって、罪の暗闇と不信仰の夜は消え失せ、イエスの御心がすべての人の心の内に生きますように」
2024年12月24日夜
カトリック東京大司教区 大司教
菊地功枢機卿
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