ミャンマーでの地震発生にあたって、ともに祈りましょう
ミャンマー中部マンダレー近郊を震源地とする大地震が発生したことを受けて、わたしから東京教区の皆様に共に祈りを捧げるように呼びかけております。なお上の写真は、2020年にミャンマーのマンダレーを訪問した際に、歓迎していただき、マンダレー教区のマルコ大司教様と祈りをともにしているところです。
ミャンマーでの地震発生にあたって、ともに祈りましょう
3月28日午後にミャンマー中部を震源とするマグニチュード7.7の大地震が発生しました。現時点での報道では、ミャンマーの第二の都市であるマンダレーや首都のネピドーに大きな被害があり、またタイの首都バンコクでも、建設中の高層ビルが倒壊するなど、被害が多数出ています。
現地からの報道はまだ断片的ですが、NHKによれば本日午後3時頃の情報として、「ミャンマーの国営テレビは29日、SNSに投稿し、今回のミャンマー中部で発生した大地震で全国でこれまでに1002人が死亡し、2376人がけがをした」と報道されており、これからも被害は拡大するであろうことが推定されます。
ミャンマーの教会は、東京教区にとって姉妹教会であり、長年にわたりケルン教区と共に様々な支援を行ってきました。その中で、数年前からはマンダレー教区の神学生養成の支援に取り組み、哲学課程の神学校建物の建設も支援してきました。わたし自身も、東京教区の司祭代表団と一緒に、コロナ禍直前の2020年2月にマンダレー教区ピンウーリンの同神学校を訪問し、さらなる協力関係の構築でマンダレー教区のマルコ大司教様と一致したところでした。
ミャンマーは2021年2月1日に発生したクーデター後、軍事政権下で不安定な状況が続いており、平和構築と民族融和を訴えるカトリック教会への武力攻撃もやみません。いくつかの教区ではカテドラルを含む教会が襲撃され、教区司教が住居を失った事例も報告されています。
今回の地震に際して、マンダレー教区からは、教会も含めて大きな被害を受けたとの情報が届いており、教会による救援活動の開始も伝わってきております。情報は随時、東京教区ホームページに掲載いたします。
こういうとき、即座に募金をとの申し出が相次いでおりますが、それに関しては、詳細が判明してからできるだけ早く、どのような形にするのかを決定してお知らせいたします。
この呼びかけが明日の主日に間に合うか定かではありませんが、どうか今回の地震の被害に遭われた皆さんのために、また特に姉妹教会であるミャンマーの皆さんのために、ミサの中でお祈りをお願いいたします。
同時に、東京教区のミャンマー共同体の皆さんと心を合わせて、日々の祈りの中で、地震の被災者のために、また平和の実現のために、さらなるお祈りをお願いいたします。
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