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2025年12月11日 (木)

香港教区80周年記念行事@香港

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香港に使徒座管理区が創設されたのは、1841年のことです。その後1874年に使徒座代理区に昇格し、教区として独立したのは1946年4月11日。来年で80年となります。

司教座聖堂は香港島の丘の中腹に建つ無原罪の聖母教会。聖堂としては第三代目となる現在の司教座聖堂は、1883年に礎石が定められ、1888年にオープンしていますから、ほぼ140年の歴史を持っています。

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香港教区ではカテドラルの祝日である今年の12月8日から、教区の80周年行事を始め、来年に至るまで、様々な行事を計画しておられます。その80周年を開始する無原罪の聖母の祝日ミサに香港教区長スティーブン周枢機卿様からお声がけいただいて、参加させていただきました。

またこれに合わせて香港教区では12月6日の夜に聖歌隊フェズティバルを計画し、普遍教会の一致をシンボライズするために、関係のある世界各地から聖歌隊を招聘されました。参加したのは香港、台北、サンホセ(米国)、ウランバートル、大邱、マカオの聖歌隊で、加えて東京からも、麹町聖イグナチオ教会の聖歌隊選抜が東京を代表して参加してくださいました。

当初の計画では、これに北京の聖歌隊も加わることが考えられていましたが、残念ながら諸般の事由からこの計画は実現しませんでした。

また先日、大埔区超高層マンション「宏福苑」の火災があったことから、その犠牲者のためにも祈りが捧げられました。

なお当日の演奏会の模様は、2時間ほどになりますが、こちらのリンクからYoutubeでご覧いただけます。日本の聖歌隊は、40分あたりから登場します。

わたしは、12月6日は関口教会の125周年記念ミサがあったため、香港には行けませんでしたが、翌日に東京を発ち、12月8日の夕刻の無原罪の聖母の祝日ミサにご一緒させていただきました。

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このミサは、司式は周枢機卿様、そして補佐司教の夏司教様、それから引退されている湯枢機卿様と陳枢機卿様も参加されました。陳日君枢機卿様はまもなく年が明けると94歳ですが、いつも通り大変にお元気でした。

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ミサにはさらに、香港教区の長年のパートナー教区であるドイツのエッセン教区からOverbeck司教様、カリフォルニアのサンホセのCantu司教様、台北の趙補佐司教、マカオの李司教とわたしが共同司式で参加。その他大勢の司祭・修道者・信徒の方々が参加されました。ミサ前には、今年金祝や銀祝を祝っている司祭と修道者がひとり一人、周枢機卿様からお祝いを頂くなど、お祝いムード満点でした。

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ミサ前の日中には、他の海外の司教様方と一緒に、聖フランシスコ大学を見学に。大学に到着すると、壁面にはカリタスのロゴが。そして構内の至る所にカリタスのロゴがあります。と言うのも、この学校は元々カリタス香港が運営していた高等専門学校が発展したもので、その発展と現在の大学へと進化させたのが、前教区司教のミカエル楊司教です。2019年に72歳で帰天されています。

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わたしが、前回香港を訪れたのは、この楊司教様の司教叙階式でした。2014年の8月。というのも楊司教様は、長年にわたってカリタス香港の責任者を務め、教育や社会福祉事業に取り組む現在のカリタス香港という巨大な組織を造り上げた方で、一緒にアジアのカリタスの仕事をした仲間でした。

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今回、聖フランシスコ大学の図書館を訪れたところ、楊司教を顕彰するコーナーが設けられ、大学生説に彼が果たした役割が明記されていました。早逝されてしまいましたが、偉大な司教様でした。後者の至る所に、彼の存在を感じさせるように、カリタスのロゴが記されていました。

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12月7日は香港の議会にあたる立法会の選挙の日でもあり、夜11時頃まで投票所が開いていましたが、投票率は低調だったと聞いています。確かに街の至る所で、候補者の写真を掲げて投票を促している方々が、その日は大勢おられました。

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今回の北京の聖歌隊の不参加の件もそうですが、常に中国本土との関係の中で緊張を強いられるのが香港です。今後とも、香港の教会のために祈りたいと思いますし、特にその教育や社会福祉の事業がよりふさわしい実を結ぶように、協力しその実りから学んでていきたいと思います。

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香港教区の使徒職活動の豊かさには驚かされます。その中でもカリタス香港を中心とした様々な活動には70年の長い歴史もあり、社会の中でもしっかりと認知され、さらには何千人もの人を雇用する巨大組織でもあります。

日本に帰国する直前にその本部を訪れ、お話を伺い機会を頂いたことに感謝します。学ぶところは多々あると実感いたしました。

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