カテゴリー「お知らせ」の56件の記事

2022年11月11日 (金)

明後日は、貧しい人のための世界祈願日です

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毎年、年間第三十三主日は、教皇フランシスコによって定められた「貧しい人のための世界祈願日」です。今年は、明後日、11月13日です。東京教区の皆様向けに、呼びかけ文を書きましたので、こちらでも公表します。

2022年11月11日

東京大司教区の皆様

2022年「貧しい人のための世界祈願日」にあたって

カトリック東京大司教区 大司教
菊地功

2020年に東京教区の宣教司牧方針を策定するにあたって力を頂いたのは、教皇ベネディクト十六世の回勅「神は愛」に記されたこの言葉でした。

「教会の本質は三つの務めによって表されます。神のことばを告げ知らせること、秘跡を祝うこと、愛の奉仕を行うこと」(回勅『神は愛』 25参照)。

この三つの務めは互いに関係しあいます。神のことばを告げ知らせる宣教の前提には、秘跡を祝う共同体がなければなりません。秘跡を祝う共同体は愛の奉仕へと突き動かされていきます。愛の奉仕は、主イエス・キリストの生き方を実践することなのです。ですから、この三つの務めをわたしたちの教会がないがしろにしてはならないのです。この三つの務めを行うために、宣教司牧方針では、東京区に「宣教する共同体」、「交わりの共同体」、「すべてのいのちを大切にする共同体」を生み出し育んでいくことを呼びかけました。ですから、愛の奉仕活動は、教会が教会であるために必要な重要な柱の一つです。

教皇フランシスコは、2015年から16年にかけて開催された「いつくしみの特別聖年」の終わりに使徒的書簡「あわれみあるかたと、あわれな女」を公布され、年間第33主日を「貧しい人のための世界祈願日」とするよう定められました。今年2022年は11月13日がその祈願日です。同書簡にはこう記されています。

「(この祈願日は)万物の王である主イエス・キリストの祭日への、もっともふさわしい準備となるでしょう。なぜなら、キリストは、ご自分を小さい者や貧しい者と等しい者とみなし、いつくしみのわざについて、わたしたちを裁かれるからです。それは、共同体と洗礼を受けている者それぞれが、どれほど貧しさが福音の中心にあるか、そして、わたしたちの家の戸口にラザロが横たわっているかぎり、わたしたちに正義も社会的平和もありえないことを反省するのを助ける日となるでしょう」

今年の教皇様のメッセージのタイトルは、「イエス・キリストはあなたがたのために貧しくなられた」とされています。全文は中央協議会のホームページをご覧ください

教皇様は、コリントの教会への手紙を引用しながら、「イエスをしっかりと見つめなさい、イエスは豊かであったのに、あなたがたのために貧しくなられた。それは、主の貧しさによって、あなたがたが豊かになるためだったのです」と呼びかけられます。教会は義務として愛の奉仕に生きるのではなく、イエスに倣って生きる者だから当然として、困窮する人々との連帯のうちに支え合って生きるのだと教皇様は強調されています。

あらためて、この世界祈願日にあたり、小教区共同体の活動として、またカリタスなどの活動を通じて、さらにはそれぞれの信仰者の行動として、教会の本質の柱の一つである愛の奉仕に生きる決意を新たにいたしましょう。

 

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2022年3月25日 (金)

公式訳:ロシアとウクライナをマリアの汚れなきみ心に奉献する祈り

教皇様が本日日本時間の深夜、26日午前1時(ゆるしの秘跡の典礼が始まるのが午前1時で、奉献自体は午前2時すぎに行われるものと思われます)の典礼で使われる祈りが公開されました。

二日前に教皇庁から、現在バチカンのサイトに掲載されている日本語訳文が届きました。教皇庁から直接に日本語訳が届くこと自体めったにないのですが、残念ながら手直しの必要を感じましたので、司教協議会でこの公式訳を底本に翻訳を手直ししました。この作業に時間を要しました。ゼロからの翻訳であれば、もっと早くできたと思いますが、関係者の協力で、本日に間に合うことになりました。

日本語での公式訳は、中央協議会のホームページ、こちらのリンクをご覧ください

なお東京教区では、それぞれの場で教皇様に一致して祈りをささげるとともに、私は、明日26日の教区宣教司牧評議会の冒頭で、教区全体から集まる評議員の皆さんと一緒に祈りを捧げます。

ウクライナの平和のため、また全世界の平和が確立されるように、聖母の取次を祈りましょう。

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2022年3月23日 (水)

平和を求めて、教皇様と一致して祈る

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すでに一つ前のガクタン司教様の叙階式の記事でもお知らせしましたが、ウクライナにおける戦争状態を憂慮し、平和を求めて様々に努力を積み重ねておられる教皇フランシスコは、3月25日に聖母の汚れなきみこころに、ロシアとウクライナを奉献されることを決められ、世界中の司教に一致して祈るようにと通達を出されました。(写真はファティマにて)

通達の文書と、それに伴う奉献の祈りの文書は、本日(3月23日)午前中に、教皇庁大使館から各司教に送付されてきました。祈りの文章はかなりの長文ですし、用語などに過去の公式の祈りとの整合性を持たせなくてはならないため、現在、中央協議会事務局で典礼委員会の協力の下、翻訳が進められています。

聖母の汚れなきみこころにロシアを奉献すると言うことに関して、その原点は、ファティマで出現された聖母が、ルチアに伝えた第一、第二の秘密に記されています(「ファティマ第三の秘密」教皇庁教理省、カトリック中央協議会2001年4月20日発行)。是非この文書を一度ご参照ください。

そこにはこう記されています。「けれども、最後には、わたしの汚れない心が勝利するでしょう。教皇は、ロシアを私に奉献し、ロシアは回心し、世界に平和が与えられるでしょう」(同書19頁)。

また同書を発行した当時の教皇庁教理省の次官であったベルトーネ枢機卿は、「1984年3月25日、バチカンの聖ペトロ広場において、前もって呼びかけておいた世界中の司教たちと霊的に心を合わせ、(教皇ヨハネパウロ二世は)「すべての人々と諸民族」を「マリアの汚れないみ心」にゆだねました」と記し、それについて、「シスター・ルチアは、荘厳で普遍的なこの奉献の祈りが、彼女から見ても聖母マリアの望みにかなうものであることをことを認めました。『はい。1984年3月25日は、聖母が望まれたように行われました』。したがって、これ以外にどのような議論や要求にも根拠がありません」とも記しておられます。(同書12頁)

教皇様はこの聖母の言葉に信頼し、聖母の汚れなきみ心に全人類と、特にロシアとウクライナを奉献されます。さらにファティマにも特使を派遣して、同様に奉献の祈りをささげられます。わたしたちも教皇様に心をあわせ、平和のために祈りをささげましょう。

以下、東京教区における呼びかけ文です(教区のホームページにも掲載されています)。

東京大司教区の皆様

教皇フランシスコと一致しながら
ウクライナとロシアを聖母マリアの汚れなきみ心に奉献する

今年の四旬節は、戦争という悲しい現実の中で始まりました。ウクライナを巡るロシアの武力侵攻は世界に大きな衝撃を与えており、いのちを守り平和を希求する多くの人たちの願いを踏みにじる形で事態が展開しています。政治の指導者にあっては、国家の独立を脅かすだけでなく、共通善の実現を踏みにじるような無謀な行動を即座に止め、いのちを守り、希望を回復するために、対話のうちに平和へと向かう道を選択されることを切に願います

2月24日に戦争状態が発生してからまもなく一ヶ月になろうとしていますが、残念ながら平和とはほど遠い現実が、毎日のように報道されています。インターネットが普及した現在、SNSなどを通じて、わたしたちはいのちの危機に直面する人たちの声に、直接耳を傾ける事すらできるようになりました。それが多くの人に、今起こっていることが他人事ではないと感じさせ、平和を求める行動へと駆り立てているのではないでしょうか。

ウクライナにおけるこの状況を憂慮され、平和を求めるため、様々に努力を続けておられる教皇フランシスコは、聖母の取り次ぎによる神の平和の実現を求めて、来る3月25日(金)神のお告げの祭日のローマ時間午後5時(日本時間3月26日午前1時)に、聖ペトロ大聖堂において、ロシアとウクライナを聖母マリアの汚れなきみ心に奉献されます。

教皇様は、全世界の司教たちに、また司教を通じてすべての信者に、この奉献に一致して祈るようにと呼びかけ、できれば同じ時間に祈りを捧げるようにと招いておられます。

当日のために準備される公式の祈りは、今朝ほど教皇庁から届けられ、現在、中央協議会事務局で翻訳作業中です。翻訳ができ次第、中央協議会のホームページに掲載される予定です。

仮に公式の祈りの翻訳が間にあわない場合であっても、教皇様の意向に心をあわせ、平和のためにロザリオの祈りなどをお捧げください。

東京教区にあっては、教皇様によるローマでの奉献の時刻が日本では深夜となりますから、同じ時間でなくとも、翌朝などに祈りをささげるものといたします。また3月26日(土)には教区宣教司牧評議会が開催されますので、その冒頭に、参加者と一緒に祈りをささげます。

聖母の取り次ぎによって、神の平和がこの地上に実現し、いまいのちの危機に見舞われているウクライナの地に平和が確立されるように、また賜物であるいのちがその尊厳を守られるように、教皇様と心をあわせてともに祈りをささげましょう。

2022年3月23日
カトリック東京大司教 菊地功

 

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2022年2月25日 (金)

ウクライナの平和のために祈る

国際社会からの度重なる対話への呼びかけにもかかわらず、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が現実となってしまいました。第二次世界大戦後、その悲劇的な体験から多くを学んだはずの人類は、例えば国連憲章などを通じて、国家が武力によって現状変更することを否定してきたはずでした。

国連憲章第2条4項:「すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない」

バチカンニュース日本語版でも、教皇様の一般謁見での祈りの呼びかけや、国務長官パロリン枢機卿の声明などが報道されています。

教皇様は、灰の水曜日に平和を求めて断食と祈りをささげるように呼びかけておられます。これに関して、本日付で、東京教区でわたしからの呼びかけ文を発表しましたので、以下に転載します。(東京教区ホームページにも掲載されています)

平和を求めての祈りの日
(2022年灰の水曜日)

「平和によってはなにも損なわれないが、戦争によってはすべてが失われうる」(教皇ピオ12世1939年8月24日のラジオメッセージ)

ウクライナとロシアの国境を挟んで高まっていた緊張は、国際社会の度重なる平和と対話の呼びかけにもかかわらず、ロシアによる軍事侵攻の開始決定という残念な道をたどり、すでに多数の人がいのちの危機に直面しています。

第二次世界大戦前夜のピオ12世の言葉をかみしめながら、あらためて教会は、「武力に頼るのではなく、理性の光によって-換言すれば、真理、正義、および実践的な連帯によって(ヨハネ23世「地上の平和」62)」、国家間の諸課題は解決されるべきであり、その解決を、神からの賜物であるいのちを危機に直面させ、人間の尊厳を奪う武力に委ねることはできないと主張します。わたしたちの共通の家が平穏に保たれ、真の神の秩序が確立されるように、政治の指導者たちが対話を持って解決の道を模索することを心から願っています。

教皇様は、ロシアによる侵攻の危険が高まっていた2月23日水曜日の一般謁見で、ウクライナの平和のために、3月2日の灰の水曜日を、特別な断食と祈りの日とするように呼びかけられました。「神は平和の神であり、戦争の神ではありません。神は皆の父であり、誰かのものではありません。わたしたちが必要とするのは兄弟であり、敵ではありません」と呼びかけられた教皇様は、「暴力の悪魔的な無分別さに対して、神の武器、すなわち、祈りと断食をもって答えることをイエスは教えました」と述べ、今年の灰の水曜日を、平和の祈りのための特別な日とすることを定められました。

教皇様のこの呼びかけに応え、3月2日の灰の水曜日に典礼の規定に従って「大斎・小斎」をまもるにあたり、特にウクライナにおける平和のために祈るようにお願いいたします。

また東京教区にあっては、2月27日、または3月6日のいずれかの主日ミサにおいて、教皇様の意向に従って、ウクライナの状況を心に留めながら、平和のためにミサを捧げてくださるようにお願いいたします。

2022年2月25日

カトリック東京大司教区 大司教
菊地功

 

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2022年1月22日 (土)

まん延防止等重点措置の実施に伴って

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1月21日から2月13日まで、東京大司教区の管轄する東京都と千葉県は、まん延防止等重点措置の実施対象地域となりました。この数日間の急激な検査陽性者の増加に伴っての措置であると理解しています。

これまでの2年間の経験からは、このまま予定通りに2月13日ですべてが解決することなく,仮に事態が悪化すれば,緊急事態宣言の再発出も視野に入れる必要があると思われます。同時に現在感染の主流となっているといわれるオミクロン株にあっては、ワクチン接種の効果と相まって、重症化する率は低くなっているとも言われます。しかしながら、重篤化しないまでも入院治療を必要とされる方は増加し、それがための病床使用率の上昇であり,なおかつそれに伴うまん延防止等重点措置の実施であることを考慮すれば、やはり慎重に対策を講じることは不可欠です。

東京大司教区では、これまでも,できる限りミサの非公開を避けることを主眼に,教会における感染対策の徹底をまずもってお願いしてきました。現場で対策にあたってくださる信徒・司祭の皆様には,心から感謝いたします。

現時点では,これまでの感染対策のさらなる徹底を対策の中心とし、ミサの公開の中止などは原則としては行いません。ただし,待降節前に、聖歌の歌唱や祈りを一斉に唱えることも可能としましたが,この部分だけは撤回します。詳細は,こちらのリンクから,東京教区のホームページに掲載されている一覧をご覧ください。

なお小教区のある地域によって事情が異なりますので、教区の方針は原則と考え、それに基づいて,主任司祭を中心に地域にあった判断をしてくださるようにお願いいたします。

今回の拡大が,一連のコロナ禍の最後の波となることを心から願って、一日も早い終息と心の平和を,御父に祈り求め続けたいと思います。わたしたちのよりどころ、病人のいやし、苦しむ者の慰めである聖母マリアの取り次ぎによって、御子の深いあわれみの御心にわたしたちが包まれますように,祈り続けましょう。

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2021年12月 8日 (水)

仙台教区に新しい司教様が任命されました

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仙台教区に、新しい司教が誕生しました。

教皇様は、平賀司教様が2020年3月18日引退されてから空位となっていた仙台教区の後任の司教として、淳心会のエドガル・ガクタン神父様を任命されました。

ガクタン被選司教様、仙台教区の皆様、おめでとうございます。

淳心会会員のEdgar GACUTAN被選司教は、1964年9月23日にフィリピンで誕生。司祭叙階は1994年です。現在、東京大司教区の松原教会の主任司祭を務めておられます。

司教叙階式の日程などは、追って、仙台教区から発表されます。

おめでとうございます。

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2021年10月20日 (水)

ロザリオの祈り、そして新しい典礼日本語訳の実施

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10月はロザリオの月です。10月2日の司教の日記に記した内容を、あらためて記しておきます。

教皇レオ13世によって、10月は聖母マリアにささげられた「ロザリオの月」と定められました。そもそも10月7日のロザリオの聖母の記念日は、1571年のレパントの海戦でのオスマン・トルコ軍に対する勝利が、ロザリオの祈りによってもたらされたとされていることに因んで定められています。歴史的背景が変わった現代社会にあっても、ロザリオは信仰を守り深めるための、ある意味、霊的な戦いの道具でもあります。

教皇パウロ六世が1969年に発表された使徒的勧告「レクレンス・メンシス・オクトーベル」は、冒頭で、「諸民族の心と精神の和解によって最後には真の平和が世界に輝くよう、幸いなるおとめマリアの助けを願うために、十月にロザリオを唱えることを強く勧めます」と記しています。

この困難な状況に立ち向かう今だからこそ、神の母であり、教会の母であり、そしてわたしたちの母である聖母マリアの取り次ぎによって、世界に、そしてわたしたちの心と体に、神の平和が取り戻されるよう、共にいてくださる主イエスと歩みをともにしながら、命の与え主である御父に祈り続けましょう。

感染症の状況の中で、オンラインでの祈りの時をともにする機会が増えました。これは今までにない新しい祈りの形です。もちろん聖堂に皆で集まることが一番大切ですし、それに勝るものはありません。特にミサに関しては、実際に聖堂で秘跡にあずかることとオンラインであずかることは同じではありません。(現時点では、特別な状況ですから、主日のミサにあずかる義務を、教区すべての方を対象に免除しています。オンラインのミサで、主日のミサにあずかる義務を果たすことは出来ないのですが、霊的な成長のため、また霊的聖体拝領の機会とするために、オンラインミサは活用していただければと思います)

しかしせっかく見出したオンラインを活用した学びや祈りの機会ですので、今後もフルに活用したいものだと思います。

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ロザリオの月に一緒にロザリオを唱えるために、オンラインの祈りのひとときを作成し、教区のホームページで公開しています。また東京教区のyoutubeアカウントからもご覧いただけます。秋田の聖母を囲んで、いろいろな方に参加していただいて、それぞれの場からオンラインで、栄えの神秘の一環を唱えた模様を録画してあります。皆様のお祈りの助けとして、活用いただければと思います。

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ところで、すでにお聞き及びだと思いますが、典礼の新しい翻訳が認可され、来年2022年の待降節、2022年11月27日から実施されることになりました。認可を受けるには長いプロセスがあったのですが、現時点ではミサの式次第と第一から第四までの奉献文の翻訳が認可されているに過ぎません。それ以外のいくつも箇所は、まだ認可をいただいていません。なお今回の認可には、これまで翻訳がなされていなかったミサの終わりの荘厳な祝福や、ミサの始めの回心の祈りのところで行われる灌水式の式文が含まれていますので、これは今後ミサの時に活用されることを期待しています。

大変面倒なことなのですが、しかしこのまますべてのが認可を受けるのを何年も待つこともふさわしくありません。というのも、現在のミサ典書は、2002年にラテン語規範版の第3版がバチカンから公表され、一日も早くその第3版に沿った典礼でミサを捧げるようにとされているからです。

そのため、祈願や叙唱などはこれまでのミサ典礼書に記されているものを併用して、来年から実施することになりました。今年からすぐではないのは、司祭も信徒も準備が必要だからです。司祭もこれから、何回か研修会を開催して、学んでいきます。

信徒の方にも一緒に学び備えていただくために、日本カトリック典礼委員会から『新しい『ミサの式次第と第一~第四奉献文』の変更箇所」という小冊子が用意され発売されています。一冊税別で260円です。

これまでの翻訳の経緯などが記されていますし、翻訳を変更した箇所についてはその理由が丁寧に解説されています。今後、小教区なでも学びの機会が準備されますので、どうか時間を掛けて学んでいただき、来年待降節の実施に備えてください。全体の翻訳が認可されて、新しいミサ典礼書(赤表紙のあの厚い本)が出来るまでには、まだまだ時間がかかるものと思います。歌ミサのための式次第のメロディーもどうなるかまだ未定です。皆様のご協力をお願いいたします。

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2021年9月26日 (日)

教会活動の再開について

東京都は7月12日から、四回目となる緊急事態宣言下にありました。東京教区では、昨年の初めての公開ミサの自粛以降、できる限り小教区でのミサを継続することをめざし、さまざまな感染対策を厳密に適応することで、緊急事態宣言下にあっても教会活動を継続してきました。しかし、徐々に慣れや長期に及んだことでの緩みが出ていたことや、実際に対応にあたってくださる小教区の方々の負担の増加、さらには急激的な検査陽性者の増加と重症者の増加などの要因を考慮して、8月16日から二回目となる教会活動の停止を選択し、ミサの公開を自粛してきました。

今般のような困難な状況の中で、心のよりどころとなるべき教会の活動を停止するという判断は、簡単なことではありません。また教会の中にも、もっと厳しい制限を早期に求める声と、全くそういった制限の必要性を否定する声の両者があり、教区本部でも、日々、そういった声を、メールや手紙や電話でいただき、対応に追われました。

難しい状況の中、教区の判断を信頼してくださり、積極的な愛のわざとして、皆で集まることを自粛し、それぞれの場での祈りを持って霊的につながることを選択してくださった多くの方には、心から感謝いたします。その霊的な犠牲に、必ずや主が豊かに報いてくださることを、わたしは信じています。

いまのところ9月末をもって緊急事態宣言は解除となる模様ですし、毎日報告される新規検査陽性者も減少しています。10月1日をもって、感染対策をとりながら、教会の活動を再開いたします。以下、教区で公示した文書の本文です。公示に添付されている現在の具体的な対応については、こちらの、教区ホームページをご覧ください

なお公示文書の二段目にある項目を、どうか遵守されますようにお願いいたします。小教区などで定められた感染対策に従うことが不可能な場合は、行事の実施をしばらく延期されるように強く勧めます。

公示文書

カトリック東京大司教区の皆さんへ

カトリック東京大司教区 大司教
菊地功

四回目となる緊急事態宣言解除を受けて

四回目となる緊急事態宣言は、現時点では9月末日をもって解除となる見込みです。そこで、東京教区においては、10月1日からミサの公開と教会活動を再開いたします。現状に適応させたステージ3の感染対策といたしますので、添付の一覧をご参照の上、小教区などにおける感染対策にあたってください。

なお10月1日以降、小教区の主日ミサとは別に、教区内で土曜日などにミサを伴う行事がいくつか予定されていますが、それぞれの主催者にあっては、必ず聖堂を管理する主任司祭・責任者と相談し、その小教区などの定めている感染対策を遵守されるようにお願いいたします。

教会においては、感染後に亡くなられた信徒の方が少なからずおられることや、司祭や信徒で感染された方もおられるとの報告は受けていますが、教会活動を起源とした感染拡大は、現時点でも報告されていません。

ワクチン接種に関しては、「隣人愛の行為」として接種を勧める教皇様の言葉もあり、受けることをお勧めします。しかし、体調やアレルギーを含めさまざまな事情で受けないことを選択される方もおられますので、教区として接種を義務化するような判断はしていません。現時点で接種の義務を求めていませんから、ワクチン接種の有無で、教会活動参加の可否を判断することもしていません。

この困難の中で、感染症への対策にご協力いただいている皆様に、心から感謝いたします。「感染しない、感染させない」ことを念頭に、自分の身を守るだけではなく他の方々への十分な配慮をもってお互いのいのちを守るための積極的な行動であることを、どうか心に留めてください。

あらためて申し上げますが、困難なときだからこそ、教会共同体の見えない絆で、互いが強く結びあわされていることを思い起こしましょう。教会共同体の中心には、世の終わりまで、主イエスご自身が必ずともにおられ、わたしたちと歩みをともにしながら導いてくださいます。この困難な時を一日も早く乗り越えることが出来るように、聖霊の導きを、父である神に、ともに祈り求め続けましょう。

以上

 

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2021年9月 7日 (火)

レジオマリエ誕生から100年

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レジオマリエが誕生して、今日で100年になります。おめでとうございます。

1921年9月7日の夜8時に、「15人の若い婦人たちがアイルランドのダブリン市フランシス街ミラ・ハウスに集まり、無原罪の聖マリアの像を囲んで、ひざまずき祈った」のが始まりであると、レジオマリエの資料に記されています。その後1925年11月に、フランク・ダフ氏が、この会の名称を「レジオマリエ」とされました。フランク・ダフ氏は、ビンセンシオ・ア・パウロ(SVP)の会員でもありました。

レジオマリエの案内の資料には、この活動の目的が以下のように記されています。

「レジオマリエの目的は、会員の聖性を目指しながら、小教区司祭の指導のもとに自分の洗礼と堅信による福音宣教の使命を果たすために、マリアと一致してキリストの救いの希望と喜びをまだ知らない人々に伝えることです。その方法は耐えずマリアの取り次ぎを願いながら、マリアの生き方にならい、出来るだけ謙遜に人々への奉仕に生きることです」

レジオマリエには独特の組織機構がありますが、現在の東京での活動全体(東京レジア)の指導司祭は、淳心会のオノレ神父様が努めておられます。教区内のいくつかの小教区には、レジオマリエの活動が長年にわたって続けられてきています。参加される方の人数は、どこでも減少気味ですが、現代的にも重要な意味を持った信徒の使徒職ですので、今一度の発展を祈っています。

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30年以上前に働いていたアフリカのガーナでも、レジオマリエは盛んでした。わたしが主任司祭を務めていた教会は、オソンソンという小さな村にある「ルルドの聖母教会」でしたが、聖堂の横には大きなルルドがあり(写真上)、レジオマリエのメンバーの方々が、しばしば集まってはロザリオを祈っておられました。レジオマリエのメンバーは、小教区活動の大事な推進役でもありました。

今年の100周年にあたって、東京ではカテドラルで本日大司教司式で感謝ミサを捧げることを計画していました。しかし残念なことに、今般の状況のために延期とせざるを得なくなりました。レジオマリエの活動に参加されているすべての方々に、神様の豊かな祝福があるようにお祈りいたします。

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ところで、明日9月8日は、前駐日教皇庁大使であったジョゼフ・チェノットゥ大司教様が帰天されて、一年となる日です。聖マリアの誕生の祝日に、あらためて故ジョゼフ・チェノットゥ大司教の永遠の安息のために祈りたいと思います。

 

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2021年9月 1日 (水)

シノドスの準備を始めます

2023年秋に予定されている第十六回シノドス(世界代表司教会議)に向けた準備が始まります。

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教皇様は、今回のシノドスで、教会の「シノドス的あり方」そのものを議題としておられ、つまりその意味である「歩みをともにする」教会であるために、わたしたちは何をどうするべきなのかを探ろうとされています。そのため、代表の司教だけでなく、広く教会全体の意見を聞くために、シノドス事務局に質問状を作成させ、それにもとづいた世界中の教区での意見聴取をこの10月からはじめることとされ、そういったプロセス全体を「シノドス」と考えようと呼びかけておられます。(写真は6月末に行われた、シノドス事務局とアジアの司教たちとのzoomでの意見交換会。参加者は、後2ページくらい続きますので、かなりの司教が参加したと思われます)

質問状はまだ届いていませんが、その準備のために、9月1日付けで以下の公示をいたしました。今後担当者から教区ホームページなどを通じて情報提供を行ってまいりますので、ご参照ください。以下、公示文書です。なお文書中にある、添付の日程表などは、教区ホームページをご覧ください。

2021年9月1日
カトリック東京大司教区の皆様

東京大司教区 大司教
菊地功

主の平和

第十六回通常シノドスに向けた「歩み」について

教皇様は、2023年秋に第16回目となる通常シノドス(世界代表司教会議)開催を発表されており、そのテーマを、「ともに歩む教会のため―交わり、参加、そして宣教」と定められています。教皇様は2023年秋の本会議に向けた準備の過程自体をシノドスの一部と考え、今年10月以降、まずそれぞれの教区で意見聴取をするようにと求められ、それに基づいて聖座のシノドス事務局が、9月中に各教区への質問状を作成し配布するとのことです。

この質問状への回答をとりまとめるために、各教区では担当者を任命するようにと同事務局から指示をされております。東京教区では、小西広志神父様(フランシスコ会)をシノドス準備に向けた教区担当者として任命いたします。任期は、2021年9月1日から第十六回通常シノドス閉幕までとし、質問状への回答のとりまとめと、同時に任命期間の間、シノドスの意義や今回のシノドスの主要課題について啓発も担当していただきます。

なお今回の通常シノドスは、準備期間それ自体がともに歩む期間と考えられています。シノドス事務局長のグレック枢機卿の書簡によれば、「このシノドスの歩みが、分かち合われる旅であることを強調するため」、教皇様は来る10月9日と10日にシノドス開幕を宣言する典礼行事を行い、同時に世界中の各教区でも、10月17日の日曜日に、同様にシノドスの開幕を祝う典礼を行うように求められています。それ以外のこの「ともに歩む期間」の日程については、添付資料をご覧ください。

東京教区では、感染症の状況の先行きが見通せないことから、10月17日に特別な典礼行事は行いませんが、それぞれの小教区の主日ミサで、シノドス成功のために聖霊の導きがあるよう祈りをささげてください。この詳細については、後日お知らせします。

質問状と回答方法などについては、シノドス事務局から届き次第、教区担当者の小西神父様から皆様にお知らせします。ともにこの旅路を歩もうと呼びかける教皇様に応えて、教区の多くの方が、シノドスの歩みに参加してくださることを、期待しております。

 

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