カテゴリー「お知らせ」の60件の記事

2023年9月 2日 (土)

訃報:パウロ森一弘司教様

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東京教区の補佐司教を務められたパウロ森一弘司教様が、9月2日土曜日の早朝、84歳の生涯を閉じられました。1985年から2000年まで、白柳枢機卿様が教区大司教であった時代に補佐司教を務められ、また中央協議会でも活躍されました。引退後は、長年にわたって真生会館で活動を続けられ、また全国の修道会や、学校の先生方の研修会などに精力的に取り組まれ、つい数日前にも、先生方の研修会でお話になっている写真が参加者のFBに掲載されていました。お祈りください。

葬儀ミサは、以下の東京教区の訃報にある通り、9月5日お昼から、東京カテドラル聖マリア大聖堂で行われます。

訃  報

パウロ森一弘名誉司教が、9月2日(土)午前3時39分、上部消化管出血のために、東京逓信病院(飯田橋)にて帰天されました。享年84歳でした。どうぞお祈りください。

葬儀ミサ・告別式の日程は以下のとおりです。

パウロ 森一弘名誉司教 葬儀ミサ・告別式
日時:9月5日(火)12:00
場所:東京カテドラル聖マリア大聖堂
司式:タルチシオ菊地 功 大司教

*共同司式される司祭はアルバ、ストラ(白)をお持ちください。
*参列者の人数によっては、聖堂へのご入場をご遠慮いただく場合がございます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

【略歴】
1938年10月12日      神奈川県横浜市に生まれる。
1954年 4月 3日      栄光学園聖堂にて受洗
1967年3月11日      司祭叙階(ローマにて)
1977年8月~1981年3月   関口教会助任
1981年4月~1985年1月   関口教会主任
1984年12月3日      東京教区補佐司教任命
1985年2月23日      司教叙階
2000年5月13日      東京教区補佐司教退任
2023年9月2 日       帰天

役職等
1985年11月~2021年6月  真生会館理事長

東京教区 事務局長
浦野 雄二

 

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2023年4月 1日 (土)

週刊大司教は2週続けてお休みです

週刊大司教の配信は、本日4月1日と来週4月8日を、お休みとさせていただきます。

次回の配信は、2023年4月15日の午後6時です。

その間、明日の受難の主日(枝の主日)にはじまり、復活の主日に至る聖週間は、関口教会で行われる大司教司式ミサが、すべて関口教会のYoutubeチャンネルから配信されます。

明日、4月2日(日)受難の主日 午前10時。

木曜日、4月6日は、午前10時半から教皇大使の臨席のもと、聖香油ミサ。

聖木曜日主の晩餐、聖金曜日主の受難、そして土曜日夜の復活徹夜祭は、すべて午後7時から。

復活の主日は4月9日午前10時からとなっています。

 

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2023年2月 6日 (月)

訃報:パウロ安次嶺晴実師

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カトリック東京大司教区の教区司祭、パウロ安次嶺晴実(あじみね はるみ)神父が、2月4日(土)午後3時46分、閉塞性胆管炎のため豊島中央病院にて帰天されました。

安次嶺神父様は、新潟教区の要請を受けて東京教区が司祭を派遣してくださった第一号で、3年間、新潟で働いてくださったことがあります。その関係で、新潟にも安次嶺神父様をよく知っておられる方がおられることと思います。以前から糖尿病があり、人工透析も受けていましたが、最後の任地となった千葉県の茂原教会で、意識を失って倒れているところを信徒の方に助けられるようなことがあり、2019年秋に、東京教区のペトロの家に移っていただき、隠退生活を続けておられました。昨年末頃から体調が悪化し入院生活を続ける中で、設備の整った施設への入居を調整していましたが、転居というその日に体調が悪化し、そのまま入院を続ける中で、2月4日に帰天されました。

安次嶺神父様は1949年生まれで、まだ73歳でした。司祭叙階は1987年。新潟に出向されていたのは1990年4月から3年間でした。

安次嶺神父様が、2015年、東京教区ニュースにインタビューに答えた記事を、こちらでご覧いただけます

葬儀ミサは、2月8日水曜日、午後1時半から、東京カテドラル聖マリア大聖堂で行います。どなたでも参加いただけるようにと考えておりますが、状況によっては入堂制限をさせていただく可能性もあります。

安次嶺神父様の永遠の安息をお祈りください。

 

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2023年1月 5日 (木)

ベネディクト十六世追悼ミサ

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先日亡くなられた名誉教皇ベネディクト十六世の葬儀は、本日1月5日にバチカンで執り行われます。日本時間で夕方5時半頃ですが、Youtubeのバチカンニュースのサイトなどで、映像を見ることが可能です。

東京カテドラルには、祭壇前の馬小屋の隣に、葬儀にあわせてベネディクト十六世の遺影を飾りました。追悼ミサの日まで置かれていますので、ベネディクト十六世の永遠の安息をお祈りいただければと思います。

その追悼ミサですが、中央協議会と東京教区のそれぞれのホームページに、詳細が掲載されています。こちらのリンクから、東京教区のホームページをご覧ください。

追悼ミサは1月10日午前11時から東京カテドラル聖マリア大聖堂でささげられます。司教協議会と教皇庁大使館の共催で、司式はわたしが行い、教皇大使をはじめ、日本の司教団も共同司式します。なお追悼ミサの模様は、関口教会の主日ミサと同様に、カトリック関口教会のYoutubeチャンネルから、配信される予定です。

なお入場には制限がありますが、ミサ後には大聖堂を開放して、皆さんに献花をしていただく時間を設けます。1月10日12時45分から15時まで、ご自由に訪れ、祈りをささげ、献花していただくことができます。

ともに名誉教皇ベネディクト十六世の永遠の安息のために、お祈りいたしましょう。

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2022年11月11日 (金)

明後日は、貧しい人のための世界祈願日です

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毎年、年間第三十三主日は、教皇フランシスコによって定められた「貧しい人のための世界祈願日」です。今年は、明後日、11月13日です。東京教区の皆様向けに、呼びかけ文を書きましたので、こちらでも公表します。

2022年11月11日

東京大司教区の皆様

2022年「貧しい人のための世界祈願日」にあたって

カトリック東京大司教区 大司教
菊地功

2020年に東京教区の宣教司牧方針を策定するにあたって力を頂いたのは、教皇ベネディクト十六世の回勅「神は愛」に記されたこの言葉でした。

「教会の本質は三つの務めによって表されます。神のことばを告げ知らせること、秘跡を祝うこと、愛の奉仕を行うこと」(回勅『神は愛』 25参照)。

この三つの務めは互いに関係しあいます。神のことばを告げ知らせる宣教の前提には、秘跡を祝う共同体がなければなりません。秘跡を祝う共同体は愛の奉仕へと突き動かされていきます。愛の奉仕は、主イエス・キリストの生き方を実践することなのです。ですから、この三つの務めをわたしたちの教会がないがしろにしてはならないのです。この三つの務めを行うために、宣教司牧方針では、東京区に「宣教する共同体」、「交わりの共同体」、「すべてのいのちを大切にする共同体」を生み出し育んでいくことを呼びかけました。ですから、愛の奉仕活動は、教会が教会であるために必要な重要な柱の一つです。

教皇フランシスコは、2015年から16年にかけて開催された「いつくしみの特別聖年」の終わりに使徒的書簡「あわれみあるかたと、あわれな女」を公布され、年間第33主日を「貧しい人のための世界祈願日」とするよう定められました。今年2022年は11月13日がその祈願日です。同書簡にはこう記されています。

「(この祈願日は)万物の王である主イエス・キリストの祭日への、もっともふさわしい準備となるでしょう。なぜなら、キリストは、ご自分を小さい者や貧しい者と等しい者とみなし、いつくしみのわざについて、わたしたちを裁かれるからです。それは、共同体と洗礼を受けている者それぞれが、どれほど貧しさが福音の中心にあるか、そして、わたしたちの家の戸口にラザロが横たわっているかぎり、わたしたちに正義も社会的平和もありえないことを反省するのを助ける日となるでしょう」

今年の教皇様のメッセージのタイトルは、「イエス・キリストはあなたがたのために貧しくなられた」とされています。全文は中央協議会のホームページをご覧ください

教皇様は、コリントの教会への手紙を引用しながら、「イエスをしっかりと見つめなさい、イエスは豊かであったのに、あなたがたのために貧しくなられた。それは、主の貧しさによって、あなたがたが豊かになるためだったのです」と呼びかけられます。教会は義務として愛の奉仕に生きるのではなく、イエスに倣って生きる者だから当然として、困窮する人々との連帯のうちに支え合って生きるのだと教皇様は強調されています。

あらためて、この世界祈願日にあたり、小教区共同体の活動として、またカリタスなどの活動を通じて、さらにはそれぞれの信仰者の行動として、教会の本質の柱の一つである愛の奉仕に生きる決意を新たにいたしましょう。

 

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2022年3月25日 (金)

公式訳:ロシアとウクライナをマリアの汚れなきみ心に奉献する祈り

教皇様が本日日本時間の深夜、26日午前1時(ゆるしの秘跡の典礼が始まるのが午前1時で、奉献自体は午前2時すぎに行われるものと思われます)の典礼で使われる祈りが公開されました。

二日前に教皇庁から、現在バチカンのサイトに掲載されている日本語訳文が届きました。教皇庁から直接に日本語訳が届くこと自体めったにないのですが、残念ながら手直しの必要を感じましたので、司教協議会でこの公式訳を底本に翻訳を手直ししました。この作業に時間を要しました。ゼロからの翻訳であれば、もっと早くできたと思いますが、関係者の協力で、本日に間に合うことになりました。

日本語での公式訳は、中央協議会のホームページ、こちらのリンクをご覧ください

なお東京教区では、それぞれの場で教皇様に一致して祈りをささげるとともに、私は、明日26日の教区宣教司牧評議会の冒頭で、教区全体から集まる評議員の皆さんと一緒に祈りを捧げます。

ウクライナの平和のため、また全世界の平和が確立されるように、聖母の取次を祈りましょう。

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2022年3月23日 (水)

平和を求めて、教皇様と一致して祈る

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すでに一つ前のガクタン司教様の叙階式の記事でもお知らせしましたが、ウクライナにおける戦争状態を憂慮し、平和を求めて様々に努力を積み重ねておられる教皇フランシスコは、3月25日に聖母の汚れなきみこころに、ロシアとウクライナを奉献されることを決められ、世界中の司教に一致して祈るようにと通達を出されました。(写真はファティマにて)

通達の文書と、それに伴う奉献の祈りの文書は、本日(3月23日)午前中に、教皇庁大使館から各司教に送付されてきました。祈りの文章はかなりの長文ですし、用語などに過去の公式の祈りとの整合性を持たせなくてはならないため、現在、中央協議会事務局で典礼委員会の協力の下、翻訳が進められています。

聖母の汚れなきみこころにロシアを奉献すると言うことに関して、その原点は、ファティマで出現された聖母が、ルチアに伝えた第一、第二の秘密に記されています(「ファティマ第三の秘密」教皇庁教理省、カトリック中央協議会2001年4月20日発行)。是非この文書を一度ご参照ください。

そこにはこう記されています。「けれども、最後には、わたしの汚れない心が勝利するでしょう。教皇は、ロシアを私に奉献し、ロシアは回心し、世界に平和が与えられるでしょう」(同書19頁)。

また同書を発行した当時の教皇庁教理省の次官であったベルトーネ枢機卿は、「1984年3月25日、バチカンの聖ペトロ広場において、前もって呼びかけておいた世界中の司教たちと霊的に心を合わせ、(教皇ヨハネパウロ二世は)「すべての人々と諸民族」を「マリアの汚れないみ心」にゆだねました」と記し、それについて、「シスター・ルチアは、荘厳で普遍的なこの奉献の祈りが、彼女から見ても聖母マリアの望みにかなうものであることをことを認めました。『はい。1984年3月25日は、聖母が望まれたように行われました』。したがって、これ以外にどのような議論や要求にも根拠がありません」とも記しておられます。(同書12頁)

教皇様はこの聖母の言葉に信頼し、聖母の汚れなきみ心に全人類と、特にロシアとウクライナを奉献されます。さらにファティマにも特使を派遣して、同様に奉献の祈りをささげられます。わたしたちも教皇様に心をあわせ、平和のために祈りをささげましょう。

以下、東京教区における呼びかけ文です(教区のホームページにも掲載されています)。

東京大司教区の皆様

教皇フランシスコと一致しながら
ウクライナとロシアを聖母マリアの汚れなきみ心に奉献する

今年の四旬節は、戦争という悲しい現実の中で始まりました。ウクライナを巡るロシアの武力侵攻は世界に大きな衝撃を与えており、いのちを守り平和を希求する多くの人たちの願いを踏みにじる形で事態が展開しています。政治の指導者にあっては、国家の独立を脅かすだけでなく、共通善の実現を踏みにじるような無謀な行動を即座に止め、いのちを守り、希望を回復するために、対話のうちに平和へと向かう道を選択されることを切に願います

2月24日に戦争状態が発生してからまもなく一ヶ月になろうとしていますが、残念ながら平和とはほど遠い現実が、毎日のように報道されています。インターネットが普及した現在、SNSなどを通じて、わたしたちはいのちの危機に直面する人たちの声に、直接耳を傾ける事すらできるようになりました。それが多くの人に、今起こっていることが他人事ではないと感じさせ、平和を求める行動へと駆り立てているのではないでしょうか。

ウクライナにおけるこの状況を憂慮され、平和を求めるため、様々に努力を続けておられる教皇フランシスコは、聖母の取り次ぎによる神の平和の実現を求めて、来る3月25日(金)神のお告げの祭日のローマ時間午後5時(日本時間3月26日午前1時)に、聖ペトロ大聖堂において、ロシアとウクライナを聖母マリアの汚れなきみ心に奉献されます。

教皇様は、全世界の司教たちに、また司教を通じてすべての信者に、この奉献に一致して祈るようにと呼びかけ、できれば同じ時間に祈りを捧げるようにと招いておられます。

当日のために準備される公式の祈りは、今朝ほど教皇庁から届けられ、現在、中央協議会事務局で翻訳作業中です。翻訳ができ次第、中央協議会のホームページに掲載される予定です。

仮に公式の祈りの翻訳が間にあわない場合であっても、教皇様の意向に心をあわせ、平和のためにロザリオの祈りなどをお捧げください。

東京教区にあっては、教皇様によるローマでの奉献の時刻が日本では深夜となりますから、同じ時間でなくとも、翌朝などに祈りをささげるものといたします。また3月26日(土)には教区宣教司牧評議会が開催されますので、その冒頭に、参加者と一緒に祈りをささげます。

聖母の取り次ぎによって、神の平和がこの地上に実現し、いまいのちの危機に見舞われているウクライナの地に平和が確立されるように、また賜物であるいのちがその尊厳を守られるように、教皇様と心をあわせてともに祈りをささげましょう。

2022年3月23日
カトリック東京大司教 菊地功

 

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2022年2月25日 (金)

ウクライナの平和のために祈る

国際社会からの度重なる対話への呼びかけにもかかわらず、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が現実となってしまいました。第二次世界大戦後、その悲劇的な体験から多くを学んだはずの人類は、例えば国連憲章などを通じて、国家が武力によって現状変更することを否定してきたはずでした。

国連憲章第2条4項:「すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない」

バチカンニュース日本語版でも、教皇様の一般謁見での祈りの呼びかけや、国務長官パロリン枢機卿の声明などが報道されています。

教皇様は、灰の水曜日に平和を求めて断食と祈りをささげるように呼びかけておられます。これに関して、本日付で、東京教区でわたしからの呼びかけ文を発表しましたので、以下に転載します。(東京教区ホームページにも掲載されています)

平和を求めての祈りの日
(2022年灰の水曜日)

「平和によってはなにも損なわれないが、戦争によってはすべてが失われうる」(教皇ピオ12世1939年8月24日のラジオメッセージ)

ウクライナとロシアの国境を挟んで高まっていた緊張は、国際社会の度重なる平和と対話の呼びかけにもかかわらず、ロシアによる軍事侵攻の開始決定という残念な道をたどり、すでに多数の人がいのちの危機に直面しています。

第二次世界大戦前夜のピオ12世の言葉をかみしめながら、あらためて教会は、「武力に頼るのではなく、理性の光によって-換言すれば、真理、正義、および実践的な連帯によって(ヨハネ23世「地上の平和」62)」、国家間の諸課題は解決されるべきであり、その解決を、神からの賜物であるいのちを危機に直面させ、人間の尊厳を奪う武力に委ねることはできないと主張します。わたしたちの共通の家が平穏に保たれ、真の神の秩序が確立されるように、政治の指導者たちが対話を持って解決の道を模索することを心から願っています。

教皇様は、ロシアによる侵攻の危険が高まっていた2月23日水曜日の一般謁見で、ウクライナの平和のために、3月2日の灰の水曜日を、特別な断食と祈りの日とするように呼びかけられました。「神は平和の神であり、戦争の神ではありません。神は皆の父であり、誰かのものではありません。わたしたちが必要とするのは兄弟であり、敵ではありません」と呼びかけられた教皇様は、「暴力の悪魔的な無分別さに対して、神の武器、すなわち、祈りと断食をもって答えることをイエスは教えました」と述べ、今年の灰の水曜日を、平和の祈りのための特別な日とすることを定められました。

教皇様のこの呼びかけに応え、3月2日の灰の水曜日に典礼の規定に従って「大斎・小斎」をまもるにあたり、特にウクライナにおける平和のために祈るようにお願いいたします。

また東京教区にあっては、2月27日、または3月6日のいずれかの主日ミサにおいて、教皇様の意向に従って、ウクライナの状況を心に留めながら、平和のためにミサを捧げてくださるようにお願いいたします。

2022年2月25日

カトリック東京大司教区 大司教
菊地功

 

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2022年1月22日 (土)

まん延防止等重点措置の実施に伴って

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1月21日から2月13日まで、東京大司教区の管轄する東京都と千葉県は、まん延防止等重点措置の実施対象地域となりました。この数日間の急激な検査陽性者の増加に伴っての措置であると理解しています。

これまでの2年間の経験からは、このまま予定通りに2月13日ですべてが解決することなく,仮に事態が悪化すれば,緊急事態宣言の再発出も視野に入れる必要があると思われます。同時に現在感染の主流となっているといわれるオミクロン株にあっては、ワクチン接種の効果と相まって、重症化する率は低くなっているとも言われます。しかしながら、重篤化しないまでも入院治療を必要とされる方は増加し、それがための病床使用率の上昇であり,なおかつそれに伴うまん延防止等重点措置の実施であることを考慮すれば、やはり慎重に対策を講じることは不可欠です。

東京大司教区では、これまでも,できる限りミサの非公開を避けることを主眼に,教会における感染対策の徹底をまずもってお願いしてきました。現場で対策にあたってくださる信徒・司祭の皆様には,心から感謝いたします。

現時点では,これまでの感染対策のさらなる徹底を対策の中心とし、ミサの公開の中止などは原則としては行いません。ただし,待降節前に、聖歌の歌唱や祈りを一斉に唱えることも可能としましたが,この部分だけは撤回します。詳細は,こちらのリンクから,東京教区のホームページに掲載されている一覧をご覧ください。

なお小教区のある地域によって事情が異なりますので、教区の方針は原則と考え、それに基づいて,主任司祭を中心に地域にあった判断をしてくださるようにお願いいたします。

今回の拡大が,一連のコロナ禍の最後の波となることを心から願って、一日も早い終息と心の平和を,御父に祈り求め続けたいと思います。わたしたちのよりどころ、病人のいやし、苦しむ者の慰めである聖母マリアの取り次ぎによって、御子の深いあわれみの御心にわたしたちが包まれますように,祈り続けましょう。

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2021年12月 8日 (水)

仙台教区に新しい司教様が任命されました

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仙台教区に、新しい司教が誕生しました。

教皇様は、平賀司教様が2020年3月18日引退されてから空位となっていた仙台教区の後任の司教として、淳心会のエドガル・ガクタン神父様を任命されました。

ガクタン被選司教様、仙台教区の皆様、おめでとうございます。

淳心会会員のEdgar GACUTAN被選司教は、1964年9月23日にフィリピンで誕生。司祭叙階は1994年です。現在、東京大司教区の松原教会の主任司祭を務めておられます。

司教叙階式の日程などは、追って、仙台教区から発表されます。

おめでとうございます。

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