「カリタスのとサポートセンター」始動しています。
1月1日夕刻に発生した能登半島の地震は、時間が経過するとともに被害の全容が徐々に明らかになってきました。また発生から3週間がたち、当初から自衛隊や警察、消防などが中心となって取り組まれている緊急の援助活動に加えて、被災した方々への長期的な視点での支援に取り組む時期となりました。当初は緊急の避難所などに避難されている方々のこれからの生活や、家屋が被害にあわれた方々への支援、また地元での生活を整えていかれる過程など、様々な支援が不可欠になってきます。
東北での大震災でもそうでしたが、カトリック教会は地元にある存在として、また全世界に広がるネットワークの一員として、そういった段階で長期的な支援を続けていく存在でもあります。今回の災害で被害にあわれた方々の側面からの支援者として、長期的に歩みを共にしていくものでありたいと思います。
能登半島は名古屋教区の管轄ですので、名古屋教区が中心となり、司教団の緊急対応支援チーム(ERST)がお手伝いする形で、さらにカリタスジャパンも支援に加わり、これからの長期的な取り組みを進めていくことになっています。なお緊急対応支援チームの責任者とカリタスジャパンの責任者は、現在は新潟教区の成井司教様です。
その活動の現地での拠点として、カトリック金沢教会に「カリタスのとサポートセンター」が立ち上がりました。センター長は名古屋教区の片岡義博神父様です。
また同サポートセンターのブログも開設され、逐次、現地からの情報が提供されていくことになると思います。センター長の片岡神父様のメッセージビデオが公開されていますので、ぜひご覧ください。長期的な支援が不可欠です。数年に及ぶかもしれません。様々な形で、応援し、また祈り続けたいと思います。できることは様々です。
今すぐ何かをしなくてはとお考えの方も多いことと思います。支援活動の初期は、現場も混乱します。息の長い支援が必要になります。現地の状況にもよく目と耳を向け、長期的に考えてまいりましょう。
なにも皆が同じことをする必要はありません。それぞれのできることに忠実であることで、教会全体がともに歩む存在であり続けましょう。ぜひ、片岡神父様のメッセージに耳を傾けてください。
募金についてのお知らせも、のとセンのブログをご覧ください。名古屋教区で受け付ける募金は「教会関連施設とその被災者、および地域被災者支援」のためです。カリタスジャパンへの募金は、教会内外を問わず「カリタスのとサポートセンターを中心とした地域の被災者支援」のためです。
以下は片岡神父様のメッセージビデオです。
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