国際カリタスに新しい副総裁が誕生
国際カリタスの理事会にあたる代表者会議(Representative Council)と、執行役員会(Executie Board)が、11月18日から20日の間に、ローマ市郊外のサクロファノで開催されました。
2023年の総会での選挙で、わたしは四年の任期で国際カリタスの総裁(President)に選出されましたが、総裁を補佐する副総裁(Vice President)が、この一年以上不在でした。
現行の規約では、総裁であるわたしが、代表者会議のメンバーの中から一名を指名し、代表者会議の同意を得て副総裁が任命されることになっています。2023年の総会で、わたしは予期しない形で選出されたため、新しい代表者会議のメンバーを全く存じ上げず、かなり苦しんで人選をした結果、当時カリタスオーストラリアの責任者であったカースティー・ロバートソン女史を指名し、当初は彼女が副総裁として支えてくださっていました。
国際カリタスは、総裁と副総裁、会計責任者、法務責任者、総合的人間開発省からの任命者によって執行役員会を形成し、定期会議を年に四回開催して、そこに同じく総会で選出された事務局長の出席を求めて、全体の統治事項を取り扱っています。事務局長は連盟全体を代表し、業務執行責任者として活動体としての国際カリタスを対外的に代表していますが、その活動を見守り指導し、運営に関する最終決定をするのが執行役員会の務めです。総裁は法人としての国際カリタス代表であり、聖座に対する窓口としての役割も負っています。代表者会議は160を超える各国地域のカリタスの代表者によって構成されているため、40名を超える大所帯で、年に5月と11月の二回、原則対面で会議を行います。四年ごとの総会が認めた枠組みに従っての予算の承認や活動計画の評価などが議題となります。
執行役員会は、代表会議と同時に開催される対面が二回と、オンラインが二回の年に四回。それ以外に、総裁、副総裁、会計責任者、事務局長での打ち合わせ会議を、オンラインで毎月開催しています。
一年半ほど前、副総裁がカリタスオーストラリアを離れたことにより、自動的に代表者会議を離脱し、結果として副総裁が不在となりました。後任を任命する機会は、年に二回しかありません。これまで二回、後任を指名しようとしましたが、その都度、それぞれの候補者が所属する国の司教団からの同意が得られず、頓挫を繰り返していました。
そして何度かの交渉の結果、カリタスニュージーランドの責任者であるメナ(フィロメナ)・アントニオ女史の指名にオセアニアの司教さん達の同意が得られ、この度の代表者会議にわたしの指名を通知し、無事に任命していただきました。(上の写真中央。向かって右はアリステル・ダットン事務局長)
以前は、国際カリタスが世界を七つの地域に分けていることに従い、それぞれの地域の責任者7名が、自動的に国際カリタスの副総裁になっていました。現在の規約では副総裁一人制ですが、総裁としては、補佐してくださる方がいるのといないのとでは全く違います。副総裁が不在の場合、どうしても実務に関わらない総裁は事務局長の意見に左右されやすくなります。本来は、執行役員会が事務局長の活動を見守る役目ですから、総裁と一緒になってその任に当たる副総裁の存在には大きいものがあります。
副総裁に任命されたメナ(フィロメナ)・アントニオ女史は、長年にわたりNGOセクターで経験のある方で、組織運営については、深い知識と経験を持っておられる、頼りになる副総裁です。
今回は、代表者会議と執行役員会を終え、皆でバスに乗ってローマに戻り、金曜日の午前に教皇栄14世と謁見。理事と事務局スタッフ、総勢70名ほどは、教皇様とひとり一人、言葉を交わす機会を頂きました。また教皇様からは、カリタスの活動の重要性について、力強いメッセージも頂きました。
また国際カリタスは、これから一年、創立75周年を祝いますが、その始まりのドキュメンタリー公開セレモニーを、ローマ市内トラステベレの映画館で行い、各国の大使など多くの方に参集いただきました。このドキュメンタリーは、後日公開されます。
皆様の、カリタスの活動へのご支援に、心から感謝すると共に、カリタスは教会とは別の組織ではなく、教会はその存在の根幹にカリタスの活動、すなわち愛の奉仕を柱として持っていることを、今一度心に留めていただければ幸いです。
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